2026/05/31

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』 "Mission: Impossible – The Final Reckoning" (2025)

(2026/05/30 Amazon prime)

おお、そこまで出してくるとは。
たしかに彼はアイコニックだったけれど。
まぁやりすぎなくらいの集大成感はあるけれど、飽きさせない上手さは今までで学んできたのかな。
トムのスタントな見せ場は誰も編集権持っていないんじゃないかというのは相変わらずだけれど。
2時間半を超えるという感じは全くせず、かと言って長い没入感と心地よい疲労は得られた。
ファイナルレコニングはそういうことだったのね。翻訳:戸田奈津子は最大のノイズなのも変わらずではあるけれど。
今までで一番かつての007っぽかったかな。これもまた原点戻りではあるけれど。
秘密基地感とかね。
好きな人にはそこかしこに感傷に浸る場所があって、それも良かったかなとは思う。
チームが出来上がっていく過程もまたこの作品っぽくて好き。
オハイオでの襲撃シーンは取ってつけた感があったけれど、あれがあったおかげでコントロールルームでの
ブラフと顛末への誘導がしやすかったし、それ以前にやってしまうと警戒してしまうからという意味でバランスは良かったかも。
こんな感じでじわじわと思い出しながら、ついでに今までも思い出しながらというのは最終作の特権だな。
まぁ、まだいくらでも続きは作れそうだけれどね。

2026/05/30

『ミッション:インポッシブルデッドレコニング』 "Mission: Impossible – Dead Reckoning Part One" (2023)

(2026/05/30 Amazon prime)

次作とは前後編ということで、その『ファイナル...』も配信開始されるのを待っての鑑賞。

その次作の原題にPart Twoが入っていないのは釈然としないなあとそれぞれの原題を見て思いつつ。

一時期の「あれ?」という感じはもう杞憂だったようで素直に面白かった。

初っ端から「スパイ大作戦」してくれるのは相変わらず嬉しい。
さらにはホントにアバンからデッドレコニングが何のことか教えてくれるのも嬉しい。
まぁ、その嬉しさは最後に出てくる「訳:戸田奈津子」というテロップで、はたしてどこまでが本当の『デッドレコニング』という作品の字幕として正しかったのかという恐怖に置き換わるのだけれど。

それはさておき、冒頭の状況説明で人形使いか?とも思ったが、流石にそこまでではなかった。
その代わり、今までのトムのシリーズでオリジナルに対してのアドバンテージとして役立っていた電子の眼そのものが、ある意味敵となるあたりは、よく考えてみるとデ・パルマの撮った第一作に近いちゃぶ台返しだよなぁとも思った。まぁあれは途中まで隠されてはいたけれど。
そして、作中におけるもはや冷戦などというレベルではなく生き残りのかかった戦争が間近であるという状況が、もはや笑えない世界になっているのはなんとも言えない。
時代の未来を映す鏡のような作品が増えているのもまたぞっとする。
と、脱線はこれくらいにして。
今までの馴染みが絡んでくる状況もまた集大成らしいよなぁ。
もはや意味のわからないスタントもまた。

おっと、長々と書いていたら今日中に次作が観終わらない時間になってしまったのでこの辺で。

ひとつだけ書いておこう。やはり戸田...

2026/05/16

上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花 6話

たしかにじんらんちゃんは物語を動かす存在だったな。
前触れもなく3人で鍾乳洞。
割としたたかで何かを象徴するかのようにクローズアップされるイヤリング。
ようやく描かれるいぶきのシチュエーション。ああ、居るなあそういう子。一生混じ合える可能性がない相手。
あのEDは未来なのか過去なのか。

氷の城壁 7話

これでようやく4人の関係性と背景がわかった…のかな。
ミナトがやたらアイツはやめとけ言っていたから何かあるのかと思っていたが、割と額面通り好きな人が居るというだけだったのには一安心。
同時にミナトがコユンをに対して少なからず思うことがある理由もなんとなく察せられるあたりも含めてこの4人の関係の作り方ってものすごく上手いなと思った。
感情のドロドロ感とアッサリ感のバランスとか、単純なようで記号にせず人間的な所でいて明快。
ああ、これが「正反対な君と僕」でも感じていたことか。
と、整理された所で新たな危機の予感。

2026/05/09

淡島百景 5話

時間軸の行き交いも交えたグランドホテル形式から徐々に見えてくる全貌。
舞台としてのこの淡島は、最初に見えた景色を踏み込んでいく毎に別の意味に変えていく場としてとても魅力的だということを、そういえばかげきしょうじょ!でよく知っていたな。テイストは全然違ってむしろこちらの方が正統派ではあるが。
今はまだそのその行き着く先が個々のエピソードの集合体で終わるのか、1つの大きな決断とその行く末で終わるのかはわからないが。
などと思っていたら、お風呂に入れなかった子の回。
1話で見た時にはそういうのもあるよね程度で思っていたが、ここまで予想外の展開が待っていたとは。
そんな特異点みたいなエピソードの後にはショートエピソード。
それこそ理想的な話がさらっと描かれるのだけれど、キャスティングに花澤香菜を持って来る事でこちらもしっかりと存在感を放つ。
構成の上手さだよな。

上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花 5話

この作品、チャレンジングな表現方法をずっと貫いているなあとは思っていたが、これが何なのかはここまで来てようやく気づいた。
ああ、これはノスタルジーを表現する昭和の手法だ。
だから飲酒や喫煙がしっくり来るし、秩父という土地柄にも合う。ましてや学生時代。
懐かしさを懐かしさで上塗りする事で表現されたものを楽しむ。
そういった所でムズムズしていたんだな。
そりゃアナログレコードも出てくるわ。
なんて事をOP観ながら思っていたら、あれ?これシャフト?という出だしのAパート。
彼女からしたらホントに勇気を持ってだっただろうけれど、そのどちらも飛び込みのバーあるあるだったな。
そこで語られるきっかけ。
そしてBパート、いきなり包丁と郡上先輩で、ぼたんが呼び出されるというのはどう考えても意図的で、ついにかとも(少しだけ)思ったが流石にそれはなく。但し伏線ではあった、色々と。一つはそのショットが何を意図したかを明確にするもの。そしてさらには、その後の話で見せる彼女の覚悟の象徴として。
1つの終わりを経て、次回新たなキャラクターの登場か。
EDは満を辞してのいぶきのターン。彩るカットは未来の彼女達かな。
本作のノスタルジーも相まってひときわ心に残る回でした。
ああ、やはりこうやって書き連ねるのって大好きなんだな、私。時間さえあればいくらでも。