2026/08/09

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』"Project Hail Mary" (2026)

 (2026/08/09 Amazon Prime)

これだけの内容を良くここまで凝縮できたなぁ。
というかいかに情報を取捨選択しているかがとても心地よく、そしてテンポを作っている。特にお互いを理解、もしくはそもそもの状況を理解していく過程は心地よい。
なぜこの構成?というのも最後の選択のタイミングで明かされるから、よりそうだよなぁとなる。
ヒロインは居ないが、ロッキーがある意味のそのポジションで、それでも中性的という言い方が正しいのかな。そう考えると日本語吹き替えのcv選定はそういうことなのかなとも思う。(私が観たのは音声英語だったけれど、最後に少しだけ日本語吹き替えを聴いた)
何故このタイトル?という由来も、それが分かったときには本当の意味での絶望、もうどうとでもなれという状況の解像度がぱっと拡がってこういうところもうまいなと思った。

『プレデター:バッドランド』"Predator: Badlands" (2025)

(2026/08/09 Amazon Prime)

これも予告編に惹かれていた作品。
バディもの、しかも文字通りお互いの背中を預ける関係の作品だもの。
面白くないわけがない。

その上、初見で脅威だったものが、仲間になったり有効な手段になっていく様も心地よい。

変わっていく関係性というのが、バディの間だけではなく、さらにいえば強さは個人にあり、チームプレイを否定するヤウージャがスタートというのも面白い。

一方のアンドロイドも、その口の上手さはさすがウェイランドユタニ製だし、そこからのスタートは実は最後まで信じるべき存在であるかどうかを迷わせるものであったのが上手いなと思った。子どもと知ったときのあの微妙な間。

個人的なお気に入りは上半身下半身コンビ。ああいうの好きだわ。

シリーズとしてはどちらにとっても傍流ながら、良い脚本良い演出があればこういう形での番外編っていいよなぁと思える作品でした。

『スーパーマン』"Superman" (2025)

(2026/08/09 Amazon Prime)

公開当時観るチャンスはあったものの時間が合わずに断念したのをようやく鑑賞。
(これもまだ別料金扱いだが。)

ある程度情報は入っていたけれど、冒頭のあのテーマはやはり嬉しい。
そこから、さんざん予告で観たパートを経て...。
しかし予想以上にスーパーマン全部入り感というかいろいろな意味でのてんこ盛りで思わずニヤニヤしてしまう。
原作当時のメトリポリスのノスタルジー感やThis is Americaな養父母とのパート、アメコミ感。
対する今との融合は、スーパーマンの立場、ロイスの立場にまで及んでいて、そういえばロイスとは既にそういう仲で、ジャスティス・リーグならぬジャスティス・ギャングは ピースメイカーも絡んでいるみたいで、スーサイド・スクワット絡めて両チーム再編成する感じなのかな。
それらさておき、一番驚いたのは両親の残したメッセージの後半かな。あれはまさに今の世界が抱えているローカル毎の価値観の相違が産み出すものの最たるもので住む国や時代、世界どころか違う星の人間において、あってもおかしくないもの。
そのうえでスーパーマンは何を選択するかの話になっている。そのうえで、さらに「ウルトラマン」の正体と扱われ方が別次元で加わってくるという構成は面白い。
『スーパーマン』として、これが正解!というものではないが、これもありかなというかジェームズ・ガンの作ってきた世界観に近づけるとこういう風になるのかなという感じでした。実際、『スーパーガール』も本当にこの延長線上の物語だったしね。

そうそう、戦い終えての後に、まさかあれをやってくれるとはねえ。あれ?愛のテーマも流れていたっけ。
オリジナルは流れていたと思っていたけれど。
なんて思っていたら、お前ら付き合ってるのバレてんじゃん。(笑)

『バーフバリ2 王の凱旋<完全版>』"Baahubali 2: The Conclusion" (2017)

(2026/08/08 Amazon Prime)

前作でかなりの満腹感を得られたのだけれど、超えてきたなぁ。
いやぁ凄いわ。
映画を見る喜びが詰まっているわ。
感情を上下左右に揺さぶられつつ、こういう物が見たかったというのを見せてくれる。
船、空飛んで当然だよねと思った時点でもう完全敗北だよ。
そこからの転調から始まる避けようもない運命。
で、一つの物語が終わってからの前作の続き再開からの怒涛の30分。

追加料金ありのアマプラで今まで待った甲斐があったわ。

2026/08/03

正反対な君と僕 17話

本作の魅力の一つはそこかしこに散りばめられた初々しさだけれども、今回は特に破壊力が凄かったな。
事細かに描かれた二人の気持ちの過程。こんなもの凝縮されたらもうずっとニヤニヤが止まらないよ。

2026/07/05

天幕のジャードゥーガル 1話

平家物語で少し感じていたのだけれど、ここで天幕のジャードーガルと来ると、益々手塚治虫と方向性が近くなってきた。その視点もね。
とすると次はあそこらへんかな。それが何なのかは秘密。私の一番好きな作品の一つだから、この予想が当たると良いな。

知に対するアプローチはとても適切で、このままその方向に進んでいくのであればそれはそれで面白い。

なんて思っていたらエンディング女王蜂か。これは益々楽しみだ。

2026/07/03

「創約とある魔術の禁書目録15」(2026)蒲池和馬

あの続きと言うことで状況としては浜面メインかというのは思っていた通りだったが、言われてみればそういう存在があってもおかしくないよな。
これで益々上条当麻と好対称になった訳で、その目で見ると新統合理事長も同じなんだよなあ。インデックスと魔神にあたる存在。
庇護対象と頼れるバディ。
さて。

2026/06/28

春夏秋冬代行者 春の舞 14話 最終回

物語に浸るという意味では今期は本作が一番だったかな。
それぞれにバディを付けてそのお互いの対比でまた物語が生まれたり味付けられたりというこの構造で物語もより立体的になる。という構造にひたすら楽しませていただきました。

2026/06/27

淡島百景 12話 最終回

最初は、憧憬と懐かしさに溢れたエピソードの集まりだと思っていた。
しかしそれが最終盤に思わぬ形で一つに繋がるとは。
それも、現実でも最近話題になった事に繋がる、ここまで取り扱いづらいものを。
そんな物語の締めは、それこそ一度見た風景。
あの時思った事と今見た事。
そこから受ける印象は、ほとんど変わらないのだけれど、一つだけ加わったニュアンス。まさにそのニュアンスの為の物語だったのかもしれないな。
本当に志村貴子という人は。(原作もこうなのかは知らない)

上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花 12話 最終回

ふたりは、というかぼたんは、どこかで今が刹那であることを感じ始めている。それでも今は。

ふたりは、というかかなでは、いずれ彼女と離れることになると意識した。だけれどもそれでもその先を。

というAパートからの最終パート。
割とストレートな暗喩に実はお互いそう言う意識をしていたのかと気づく。やあらし。
まあ真面目な事を言えばいぶきの方が依存度が高くなるよなあ。あのトラウマのせいで。
そのいぶきがらしくなく話を逸らしたがるのを、ぼたんがらしくなく悪い方に捉えてというのを、ぼたん視点で捉えていたからいぶきの企みとそれが故のらしくなさだった事に気づかなかった。うまくやられたなあ。
そんな思い出になる1ページでの締め。
とても良かった。