2026/09/12

スーパーの裏でヤニ吸うふたり 9話

そういえば、領主、片田舎と続けて観るとおっさん三本立てになるのか。
ある意味三主人公共同じような状況だし。距離感は三者三様だが。

それはさておき、この距離感。お互いの関係性は違えど「ふたりソロキャンプ」と肌感が近い。
このなんとも言えないムズムズするお互いの関係と、夜から朝にかけての屋外での、目が醒めているのにどこか眠りに近い感じが心地よくて、そういえばかたやアルコールかたや煙草という緊張感を弛めるものが加わって、話をしているような微睡んでいるような心地よい時間を過ごすふたり。
しかし、もうそろそろあと一押しがありそうな。
心地よい時間の終わりとなるのかそれとも新しいステージへと繋がるのか。

「変人のサラダボウル 10」(2026) 平坂読

 「変人のサラダボウル 10」(2026) 平坂読

え、まさかいつものモノローグからそんな爆弾投げつけてくるの?
何となくそういう前振りはあったけれど今までのすべてがストンと落ちてしまった。
そして、そこから始まる物語は思わぬ形でのサラの企みにより、壮大なものへと転じる。
そこかしこの仕掛けが爆発し、大団円へと向かう。
たった一つの想いを軸にして。
自身最後のライトノベルと謳うだけあってこのスケール感をいきなり突っ込まれてもある意味納得。
その上で最後の最後だからこそできる大仕掛け。
さて、物語としてはどこまでが物語だったのでしょう。
それを委ねて終わるのか。
初めて「僕は友達が少ない」を読んだ時から思っていた平坂読というトリックスターの真髄をしかと体験させてもらいました。
なんだろう。これでようやくハガナイが終わった気がした。

「変人のサラダボウル 9」(2025) 平坂読

今までのリヴィアはそこに終着するためのものだったか。
まさか彼女にそんなスイッチがあったとはね。たしかにそこが最後の砦でそこさえ崩壊してしまえばまあ有能だこと。
で、状況からしてバンドとアイドルの対決にでも持っていくのかと勝手に思っていたが彼女の野望はそれどころではなく。
と、その上でこの状況になった途端に猛スピードで畳まれ始める伏線。
ここでも、いつまで経っても動かなさそうな者たちに代わってバサバサと動けるものがドミノ倒しで動いていく。
舞台は揃った。

2026/09/11

バンドリ! ゆめ∞みた 13話 最終回

MyGO!!!!!AveMusicaの劇場型路線の次は何を出してくるのかなあと思っていたが、うって変わってのコミカル?な路線。
都電沿線からもついに離れて舞台も秋葉原へ。
それでも、物語には主人公に大きな障壁があって、これをどう対処するのかかが一つの軸になっていたのだけれど、まさか最終的に何をやっても放置というある意味大正解な対応をするとは。
ドラマとしては大逆転な状況を用意してカタルシスという定番を、それよりも正論で押し通したのは良かった。
そしてさらには、その代償として粘着も継続という引き。
正解だけど解放もされない。こんな落とし所、勇気あるよなあ。
相変わらずこのシリーズは油断ならないよ。

2026/09/09

攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL 10話 最終回

アニメでも使われたラストの台詞のなんとも皮肉な相違よ。
誰の視点と取ることで、たしかにこうも変わるとはね。
そういう意味でもこのAとnotAの存在は意義がある。

2026/09/06

正反対な君と僕 22話

3組同時進行するかもとか思ってたけど、2つはすぐに収束させたか。
けどどちらも「2人だからこそ」の決着なのが良いなあ。
そしてどちらも、あくまでも最初の一歩。
これがどういう結果に結びつくのかはまだわからないけれど、この決断は忘れられない懐かしい記憶になるのだろうな。
で、残りはタイラズマか。
もしくは進展ないまま卒業式もあり得るか。
原作でその先読める状況ではあるのだけれど、アニメが好きすぎて先に行くのを止めている。
この状況もあと残り少し。

2026/09/05

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』(2026)

(2026/09/05 Amazon Prime)

ルックの精度がまた上がってる?
と思っていたら、そういう意図か。
ノイズや画面の切り取り方の生々しさがハサウェイ達の緊張感をこちらにも伝えてくる。

その上で、えげつないものを見せつつ、魔女の真価を見せつける。
あんな九死に一生を得た日には信仰も産まれてしまうだろう。

ふたりを、いや、過去の幻影を見つつ、ガンダム的な変遷を経てそこにたどり着くのか。

一方で最初に挙げたルックは思いもよらない相手との唐突な対峙でも効果を発揮していた。あれにはやられたわ。

そしてとうとう出てきてしまったのね。閃光のハサウェイたる所以へのラストピース。

手札が多めのビクトリア 9話 最終回

次回は総集編と付いていたし、内容的にも実質最終回。

トレンドと言う事でファンタジー的な体裁はあるけれど、要素としてその必然性はなく、小説を読んでいるかのような雰囲気が心地よかった。
ヴィクトリアの手札の多さは、痛快さを求めるためのものでも万能という訳でもなく、ドラマのためのもの。
キャラクターと感情を共有していく心地よさというのは、本を読む者にとっての至福の時間であり、その楽しみを毎週味わえるというのは幸せだなと再確認させてくれた作品でした。
多分こういった作品が私が一番好きなものなのだろうな。

攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL 9話

たしか今回の攻殻は全10話構成だったと思うのでラス前回。

まずは改めて。
今シリーズは「紅殻」好きとしてはやはりこちらの方がしっくりくるというか嬉しいよなあ。
一見押井版から続いていたものの方がよりサイバーパンクに見えなくもないのだけれど、本来のこのオリジナルに近い方がより慣れ親しんだSF文学としての本来のサイバーパンクしていて、その隅々が嬉しい。
ついでに言うなら読めない(読める)コマ外の書き込みなんて、好きの象徴みたいなものだ。
さて、ここまで引っ張ればネタバレ臭い話を入れても大丈夫かな。
原作をちゃんとは読んでいないのでこの展開は知らなかったのだが、まさかここで電光人間のオマージュを思い切り見ることができるとは思っても見なかった。
考えてみれば、光学迷彩って電光人間だよな。というところをすっかり忘れていたので、その対処方法からのラストに至る所は思わず唸ってしまった。
そしてその上で、素子にそれを「古典的」と言わせてしまうあたり。
アトムの努力虚しくマスコミによって逃げ場を失うというシチュエーションも今回のそれに近いものも感じられるし、良い皮肉になっている。
ホント、愛のあるオマージュだったと思う。
前述のようにただでさえ好きだったものに一段ギアが上がった好きが加わった。
話戻ってシリーズ全体で言えば、既に映像がされたものの原作はこんな感じだったという答え合わせも楽しかった。
わかりやすい所は有名な冒頭、そしてゴミ回収業者の件りと人形使いとの邂逅。フチコマの並列思考なんかもそうだし、より人間臭い各キャラクター達、特にトグサはこちらの方が断然好みだ。
素子に感してだけは、坂本真綾はたしかに良いキャスティングだとは思うけれど、ねえ...。(キャラとしてはこの素子も好きだよ。)

さて、次回最終回。

2026/08/31

正反対な君と僕 21話

その制御できない心に一喜一憂しながらも、そこから先どうすれば良いかわからない東。
そんな状況の中でチラチラと見える谷や西の隠し事。
それでもと思いながら観ているところに平の妹の一言が投げかけられ、そこからすべての状況が反転する大きな可能性が示唆される。
この作品が描きたいものが、100%の幸せではない別の可能性。青春もののもう一つである可能性。
ここで残り3話、コミックでも残り1巻。正反対な三者三様の行方を、ほぼ原作を幸せな形で描き続けているのに構成にまったく無理が生じていないどころか面白さも保ち続けているのは原作アニメ双方の上手さの賜物だよなあと思いながら、その上でこのタイミングでこの展開持ってこられると、期待しかないじゃないか。
前々期も今期も一番のお気に入りの作品だったのはまさにこういう所だったんだな。