これも長回しのための空間設計が一体どうなってるんだろうと思うレベルの頭のおかしなアバンシークエンス。
時代も背負った、タラレバが心を締め付ける。
かねさんの徹底した無神経っぷりが物語を動かす。
けど本人に自覚があったのか、指摘されて気づいたから去ったのか。
女の顔に変えるところの上手さはやはり相米さんだよなぁ。
那波家は物語の構成要素の重要な部分だけれど、改めて見ると思っていたよりそれほど描かれていなかった。
かねさんよりも悪意のあるのはあの刑事で、無能ではなかった事を最後に示してくる。
一番強いのは伊織で、彼女が居たからこそであったが故のあっという間の10年だったのだろうな。
相米作品でバービーボーイズといえば『台風クラブ』の「暗闇でダンス」だけれど、本作で「負けるもんか」使ってた事はすっかり忘れていた。