2026/09/21

『見知らぬ乗客』 "Strangers on a Train" (1951)

(2026/09/20 Amazon Prime)

多分21世紀に入ってから初めての再見。
流石にもうすっかり忘れていた。

入り方で何を馬鹿な話をという所から始まるのに、それが徐々に現実味と狂気を帯びてくる怖さ。
そこにヒッチコックのイヤらしさが加わって追い詰められていく。
物語のスピードアップのキッカケは、満を持してのテニスのゲーム。
そしてまさかの回転木馬の使い方。

今はこんなにきれいな状態で見られるんだなあという事まで含めて観て良かったと思う。

2026/09/20

鬼の花嫁 12話 最終回

願望小説として最後まで突っ走って行く様は心地よかった。
あれだけ前回で妹のフォローをした後で今回ばっさり切ったのも、今回含めてアフターストーリーとして、あの両親との差別化ができて良かったと思うし、彼女のアイデンティティは妖かしの花嫁だと再示した上でのその位置の剥奪は彼女の締めとして良い選択だったと思う。
八方丸くという意味で高道と桜子という所まで用意してくるとは予想外のしっかりとした畳み方。などと思っていたら、まさかすっかり忘れていた大和との件まで畳んでくるとは。

花織さんは転生しても喧嘩がしたい 11話

基本ラブコメ時空で大抵のことは受け流しつつ、マルチバースな伏線を張っていたので、姫の弱点がそこであればマルチバースアタックなクライマックスもあるかと思っていだけれど、あの場を関係者のみにしたことで次の展開の余地を残したのね。
どっちにも転べる余地があるというのもこうやってみると面白い。

中の人的な話をすれば、中二病かと思っていたら、悪役令嬢(本物)というセルフパロディになっているのが面白かった。
そして今期の関根明良無双の一角。まさかエンドカードまで...

魔法少女リリカルなのは EXCEEDS Gun Blaze Vengeance 12話 最終回

原作・脚本が終始一貫しているからが大きいのだろうけれど、本当にプレのないシリーズだよなあ。
安心して観ていられる。その思想も個人的に好みという所もあるけれど。

力を使い尽くすと言う事で、第一線から退くのかと思っていたが、また呼ばれているという事はあの夢の意味は別の意味だったのかな。原種も吸収した?
世界に必要以上に干渉しないと言うことでなのフェイは抑え目だったのかな。
白い悪魔の本領は見れなかったのは少し残念だったか。

2026/09/19

『劇場版 チェンソーマン レゼ篇」(2025)

(2026/09/19 Amazon Prime)

おお、思い切り藤本タツキだなあ。さすが劇場版だけあってより生き生きとしてる。
と、思っていたら、思い切り吉原達矢してる!
となって、最後藤本タツキで〆る。

この世界に浸れるのはたしかに心地よい。

しかしレゼとギギが同じようなタイミングで公開というのはそりゃインパクトあるわ。

ロシア(というか東欧)とか夜のプールとか、藤本タツキというのもあってあれを想像させる。

アキは人(?)たらしだなあ。
コベニちゃん見せ場なかったのは残念。
マキマさん、あれはデンジにある意味共感していたのかな?と思う一方で、やはりハシゴは正義だと思う。特にしばらくインプットに飢えている時は。
台風、cvを見たらまああれを思い出した。
と、こんな感じでぽつりぽつりと色々なシーンを思い出しながら浸れるのは、私にとって良い映画だと思う。

ヒロイン?聖女?いいえ、オールワークスメイドです(誇)! 12話 最終回

ある意味確立しつつある数多くのテンプレートという土台があって、その上での外し方が魅力的。
結果として次の展開が如何に変容するのかと、その上で無自覚で理不尽な力で丸く収まってしまう所まで含めて何か楽しい。
また、こうやって楽しめるのも、今までの数多くのテンプレートから派生した物語を数多観てきたからという達成感的な所もあるかな。
個人的な話で言えば、これこそが点で見るより面で見る事でより得られる楽しみだよなあ。
以上が建前で、ヒロインメロディの無自覚無双っぷりがただただ微笑ましくて毎回楽しく観させていただきました。

乙女怪獣キャラメリゼ 12話 最終回

まああれだけその情緒だけで伸縮自在なんだもの。その応用で再生なんてお手のもの。というか「感情」が大きさやエネルギーとなって外に排出されているのがあの形態?

キャラメリゼというタイトルにふさわしい、本当に甘さに悶え苦しむような作品だったな。クロエの乙女っぷりと南君のクロエだけの王子様っぷりが。

ラストショットが、そこにたどり着くまでの物語となっているのは良い。

キャラ造形で言えば、クロエの半怪獣形態も秀逸なのだけれど、真夏はそのコスプレもキャラの立ち方も話の構成上の便利屋っぷりも良かった。
今期最も聴き馴染んだ声というのももちろん含めて。その今期怒涛の関根明良キャラとしても最も秀逸だったと思う。

2026/09/12

スーパーの裏でヤニ吸うふたり 9話

そういえば、領主、片田舎と続けて観るとおっさん三本立てになるのか。
ある意味三主人公共同じような状況だし。距離感は三者三様だが。

それはさておき、この距離感。お互いの関係性は違えど「ふたりソロキャンプ」と肌感が近い。
このなんとも言えないムズムズするお互いの関係と、夜から朝にかけての屋外での、目が醒めているのにどこか眠りに近い感じが心地よくて、そういえばかたやアルコールかたや煙草という緊張感を弛めるものが加わって、話をしているような微睡んでいるような心地よい時間を過ごすふたり。
しかし、もうそろそろあと一押しがありそうな。
心地よい時間の終わりとなるのかそれとも新しいステージへと繋がるのか。

「変人のサラダボウル 10」(2026) 平坂読

 「変人のサラダボウル 10」(2026) 平坂読

え、まさかいつものモノローグからそんな爆弾投げつけてくるの?
何となくそういう前振りはあったけれど今までのすべてがストンと落ちてしまった。
そして、そこから始まる物語は思わぬ形でのサラの企みにより、壮大なものへと転じる。
そこかしこの仕掛けが爆発し、大団円へと向かう。
たった一つの想いを軸にして。
自身最後のライトノベルと謳うだけあってこのスケール感をいきなり突っ込まれてもある意味納得。
その上で最後の最後だからこそできる大仕掛け。
さて、物語としてはどこまでが物語だったのでしょう。
それを委ねて終わるのか。
初めて「僕は友達が少ない」を読んだ時から思っていた平坂読というトリックスターの真髄をしかと体験させてもらいました。
なんだろう。これでようやくハガナイが終わった気がした。

「変人のサラダボウル 9」(2025) 平坂読

今までのリヴィアはそこに終着するためのものだったか。
まさか彼女にそんなスイッチがあったとはね。たしかにそこが最後の砦でそこさえ崩壊してしまえばまあ有能だこと。
で、状況からしてバンドとアイドルの対決にでも持っていくのかと勝手に思っていたが彼女の野望はそれどころではなく。
と、その上でこの状況になった途端に猛スピードで畳まれ始める伏線。
ここでも、いつまで経っても動かなさそうな者たちに代わってバサバサと動けるものがドミノ倒しで動いていく。
舞台は揃った。