2026/08/11

『フレンチ・コネクション』"The French Connection" (1971)

(2026/08/11 Amazon Prime)

ドキュメンタリータッチで描かれていく、まさしく作業とでも言うべき地道なものの積み重ね。

天国と地獄が1963年でブリットが1968年、俺たちに明日はないが1967年、エクソシストが1973年、ジョーズが1975年、なんてことも考えながら観てた。

久々に観て思ったのは、音の記憶、記録。追跡し、待ち、を続ける中で聴こえてくる音は、今となっては時代の記憶でもある。まあそれは映像に出てくる街中や人々の行動、倫理観に至るまでだけれど、それは戻り戻ってドキュメンタリータッチの効能でそのタッチを出す為に切っても切れないものだというのを再確認。
地味な作業を繰り返した果てに得られた成功と、散々建てまくったフラグの果てのフレンドリーファイアの描き方と、100点まで至れなかった逮捕劇。
なんとも言えない後味を残して終わるのも、この作品の魅力だよなぁ。

2026/08/10

『ひつじ探偵団』"The Sheep Detectives" (2026)

(2026/08/10 Amazon Prime)

思っていた以上にミステリーに忠実で、そして愛のある作品でした。
まあ私個人的には最初にあげられたトリックがそれだった時点でもう完落ちしていたけれどね。(細かいことを話すとあれなので、ある作品で使われたトリックであるとだけ言っておく。)

まあ愛といえばラストのジョージとリリー、そしてセバスチャンにはやられたけれど。
その上で今回聞いたのは英語音声だけれど、日本語吹き替えが誰だったかのエンドテロップを見て、すごくピッタリのキャスティングだと思ったのはちょっとハズれた話。
羊たちの会話へと移行していく過程はけっこう面白いことやるなあと思った。徹頭徹尾羊だけで成り立たせるのかと思ったら、ああ、こういう導入なんだと言う上に人たちの会話とこんな感じでミックスしていくんだという過程。
細かい伏線やトリック、ミスディレクションが、劇中示されるミステリーの基本を上手い具合に謎っていく様もまた心地よい。
というか本作で一番好きな所。

『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』(2026)

(2026/08/10 新宿バルト9 シアター9)

用事と用事の合間で、時間が合って観たいものがこれしかない、というか未だにこの上映回数なのか。
すごいな。
前情報もあったのでこのスクリーン選択は成功だった。
何せキャラの視覚情報というか映像からくる情報が少ない分、耳から入る情報がさらに鮮明になる上でのバルトの9番だからな。心地よかった。
お客さんは場所柄ほとんどが20代で子連れの母親はひと組ふた組程度。
時期的にも微妙に休みと平日の中間点みたいな感じで程々の混み具合だった。
さて、今回足を運んだのは評判の良いことに加えて、監督がヒナまつりの、というかサイゲだからウマ娘というべきかの及川啓監督ということで個人的にハズレは間違ってもないよなあと言うことで望んだ次第。
セイレーンが銀河の歌姫(ルンピカ)だし、と思っていたら相方はレギュラーキャラだったのか。

台詞の喋れるキャラがほとんどおらず、故に余計に聴覚情報も冴えていて、それがどこに一番効いていたかといえばまさかの飯テロパート。
シンプルなラインの作画ながら生々しい音から想像される胃袋への刺激。
これが煮付けに至るまであるのがエグい。
そしてセイレーンとちいかわ達のスケール感をしっかり意識した構図の数々も怖かったが、念入りに前振りをしての回想パートの怖さと言ったら。
トドメのエンドロール後は正直少し涙が出た。分かっていたのにね。

2026/08/09

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』"Project Hail Mary" (2026)

 (2026/08/09 Amazon Prime)

これだけの内容を良くここまで凝縮できたなぁ。
というかいかに情報を取捨選択しているかがとても心地よく、そしてテンポを作っている。特にお互いを理解、もしくはそもそもの状況を理解していく過程は心地よい。
なぜこの構成?というのも最後の選択のタイミングで明かされるから、よりそうだよなぁとなる。
ヒロインは居ないが、ロッキーがある意味のそのポジションで、それでも中性的という言い方が正しいのかな。そう考えると日本語吹き替えのcv選定はそういうことなのかなとも思う。(私が観たのは音声英語だったけれど、最後に少しだけ日本語吹き替えを聴いた)
何故このタイトル?という由来も、それが分かったときには本当の意味での絶望、もうどうとでもなれという状況の解像度がぱっと拡がってこういうところもうまいなと思った。

『プレデター:バッドランド』"Predator: Badlands" (2025)

(2026/08/09 Amazon Prime)

これも予告編に惹かれていた作品。
バディもの、しかも文字通りお互いの背中を預ける関係の作品だもの。
面白くないわけがない。

その上、初見で脅威だったものが、仲間になったり有効な手段になっていく様も心地よい。

変わっていく関係性というのが、バディの間だけではなく、さらにいえば強さは個人にあり、チームプレイを否定するヤウージャがスタートというのも面白い。

一方のアンドロイドも、その口の上手さはさすがウェイランドユタニ製だし、そこからのスタートは実は最後まで信じるべき存在であるかどうかを迷わせるものであったのが上手いなと思った。子どもと知ったときのあの微妙な間。

個人的なお気に入りは上半身下半身コンビ。ああいうの好きだわ。

シリーズとしてはどちらにとっても傍流ながら、良い脚本良い演出があればこういう形での番外編っていいよなぁと思える作品でした。

『スーパーマン』"Superman" (2025)

(2026/08/09 Amazon Prime)

公開当時観るチャンスはあったものの時間が合わずに断念したのをようやく鑑賞。
(これもまだ別料金扱いだが。)

ある程度情報は入っていたけれど、冒頭のあのテーマはやはり嬉しい。
そこから、さんざん予告で観たパートを経て...。
しかし予想以上にスーパーマン全部入り感というかいろいろな意味でのてんこ盛りで思わずニヤニヤしてしまう。
原作当時のメトリポリスのノスタルジー感やThis is Americaな養父母とのパート、アメコミ感。
対する今との融合は、スーパーマンの立場、ロイスの立場にまで及んでいて、そういえばロイスとは既にそういう仲で、ジャスティス・リーグならぬジャスティス・ギャングは ピースメイカーも絡んでいるみたいで、スーサイド・スクワット絡めて両チーム再編成する感じなのかな。
それらさておき、一番驚いたのは両親の残したメッセージの後半かな。あれはまさに今の世界が抱えているローカル毎の価値観の相違が産み出すものの最たるもので住む国や時代、世界どころか違う星の人間において、あってもおかしくないもの。
そのうえでスーパーマンは何を選択するかの話になっている。そのうえで、さらに「ウルトラマン」の正体と扱われ方が別次元で加わってくるという構成は面白い。
『スーパーマン』として、これが正解!というものではないが、これもありかなというかジェームズ・ガンの作ってきた世界観に近づけるとこういう風になるのかなという感じでした。実際、『スーパーガール』も本当にこの延長線上の物語だったしね。

そうそう、戦い終えての後に、まさかあれをやってくれるとはねえ。あれ?愛のテーマも流れていたっけ。
オリジナルは流れていたと思っていたけれど。
なんて思っていたら、お前ら付き合ってるのバレてんじゃん。(笑)

『バーフバリ2 王の凱旋<完全版>』"Baahubali 2: The Conclusion" (2017)

(2026/08/08 Amazon Prime)

前作でかなりの満腹感を得られたのだけれど、超えてきたなぁ。
いやぁ凄いわ。
映画を見る喜びが詰まっているわ。
感情を上下左右に揺さぶられつつ、こういう物が見たかったというのを見せてくれる。
船、空飛んで当然だよねと思った時点でもう完全敗北だよ。
そこからの転調から始まる避けようもない運命。
で、一つの物語が終わってからの前作の続き再開からの怒涛の30分。

追加料金ありのアマプラで今まで待った甲斐があったわ。

2026/08/03

正反対な君と僕 17話

本作の魅力の一つはそこかしこに散りばめられた初々しさだけれども、今回は特に破壊力が凄かったな。
事細かに描かれた二人の気持ちの過程。こんなもの凝縮されたらもうずっとニヤニヤが止まらないよ。

2026/07/05

天幕のジャードゥーガル 1話

平家物語で少し感じていたのだけれど、ここで天幕のジャードーガルと来ると、益々手塚治虫と方向性が近くなってきた。その視点もね。
とすると次はあそこらへんかな。それが何なのかは秘密。私の一番好きな作品の一つだから、この予想が当たると良いな。

知に対するアプローチはとても適切で、このままその方向に進んでいくのであればそれはそれで面白い。

なんて思っていたらエンディング女王蜂か。これは益々楽しみだ。

2026/07/03

「創約とある魔術の禁書目録15」(2026)蒲池和馬

あの続きと言うことで状況としては浜面メインかというのは思っていた通りだったが、言われてみればそういう存在があってもおかしくないよな。
これで益々上条当麻と好対称になった訳で、その目で見ると新統合理事長も同じなんだよなあ。インデックスと魔神にあたる存在。
庇護対象と頼れるバディ。
さて。