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2019/05/03

『サイボーグ009VSデビルマン』(2015)

『サイボーグ009VSデビルマン』(2015)
劇場版という感じで作られているものとばかり思っていたら変則的な30分アニメの3話構成の作品だった。
で、個人的には初手で躓いてしまったのが響いて最後までそれを引き摺った感じで終わってしまった。
脚本は良くできていたと思う。
009はミュートス・サイボーグの直後、デビルマンはジンメンの直後であったり、両者共通のテーマを上手くまとめていたり。
依代をサイボーグ化する事でなにかメリットがあるのかという所も上手く処理していたようにも思う。
唯一残念だったのはその肝心なメリットが弱点に変換された後に起きる絶望感的な所をもう少し派手にやっても良かったのではないかということくらいか。
だったら何故初手で躓いてしまったのかと言えば永井豪キャラの人間達の見た目の永井豪らしい邪悪さが無くなってしまった事。
事前にそれは知ってはいたのだがそれが動く事によってよりらしくなさが引っかかってしまった。
もっと端的に言ってしまえば、こんなの美樹じゃない了じゃないといったところか。
まああからさまにそうしてしまうと石ノ森キャラとうまく融合できないからな。
同一作者のキャラではないとましてや個性が強いとここは避けられなかったのか。
同一作者であれば例えば正太郎とバビル2世とサリーちゃんのパパが同一空間で会話していても違和感ないというのは…あまり良い例にはならないな。すまん。
ここらへんのバラバラなキャラデザインの融合をうまくやったのが劇場版プリキュアオールスターDXでという話は長くなるのでこの辺で。

2019/01/03

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN I-VI」(2015-2018)

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN I-VI」(2015-2018)
シャア・セイラ編な1から4迄と、ルウム戦役から直前までな5と6だった訳だが、漫画原作の方はここからが本番だからなあ。楽しみだ。
それはさておきジオン・ズム・ダイクンの暗殺からシャアの成り上がり、モビルスーツ開発から果てはコロニー落としやルウム戦役に至るまでをここまで濃密に描いてくれたのは嬉しかったかな。
ギレンの小物っぷりやドズルの好感度、ガルマのちょろさなどザビ家面々の人間臭さが増した気がする。
キャスバルは声変わらずでアルテイシアがララァの中の人の娘というのがまた感慨深いものがある。おかげでよりキャスバルらしいというかなんというか。カイとアムロもそのままだったな。ララァはそう来たかという感じ。それはフラウやミライも同じか。

2018/08/12

トップをねらえ!

トップをねらえ!
個人的にはやはり何度観ても2の序章なんだよなあ。
数々の時に関する仕掛けは好きなのだけれどこればかりは好みの問題か。
逆に言えば2をそれだけ気に入っているのだけれど。

2016/10/23

星を追う子ども

ああ、これはけっこう長いんだ。
しかしこれを観ると改めてブレが無いんだなと感じるな。
何に影響を受けているかを隠そうともしていないところ。
その上でアニメーションを楽しんでいるところ。自らを物語ることを楽しんでいるところ。
突っ込みどころに関してはさすがにあちらの方が成長したんだなと判る。
けどそういうところにひっかかることなく目標に突き進んでいくあたり、プライベートフィルムと割りきって描いているところ、いや、夢を見ていると考えれば、これは問題なく成り立っているのか。
というか腑に落ちるのか。

2016/10/16

ストライクウィッチーズ Operation Victry Arrow

502を見たあとにこちらを観ると、やはり飛行シーンは501の方が良いよなあ。
CG なストライカーユニットアクションはまだ馴染まない。
2ではそれほど絡みのなかったアフリカの星とシャーリーががっつり絡めてるのは良かった。
そういう意味ではお姉ちゃんに対するEMT の感情がここまでストレートに出てるのははじめてじゃないかと一瞬思ってしまったが、2でもあったな。前述のアフリカの星がらみで。
まあ三話とも良い橋渡しエピソードでした。
最後をアルンヘムで締めるあたりも含めて。

2016/09/18

「雲のむこう、約束の場所」

生めかしい光の残滓と、届きそうで届かない、思い出せそうで思い出せないつかみどころのないもの。
今まで見た新海監督の作品の中では一番色濃い作品だったな。
初めのうちはけっこう時間軸いじった作品になるのかなと思っていたらそうではなくそういう仕掛けだったのかと気づく。
発想が懐かしいというか若いんだよな。
それも含めてムズムズさせてくれる。
今まで見た作品すべてに言えることだが、今までで得たものが近いのだろうな。
それを共感と呼ぶのならそれが一番近いかも。
但し選択する道はちがっていて、故にまるで夢のよう。
思い通りにはならないのに、まるでそれは最初から決まっていたかのようにしっくり来る感覚。
まあ突っ込みどころは山のようにあるのだが、夢の中だもの。
そんなことよりこの胸の中に残ったムズムズモヤモヤのほうが重要だ。
彼らもまた一生思い出せない何かを持ちながら、それをいつか本当に忘れてしまうのだろう。

2016/09/03

「秒速5センチメートル」

光の持つ空気と言葉の弾ける音が特徴的なんだな、と改めて思った。
もっと言えば、絵は音の添え物かもしれない。
昔、夜も明けきらないうちに家を出て、長距離電車で通っていた時のことを思い出した。
やはり光と影の支配する長い時間をいろいろいつまでもいつまでも妄想して、何かそんなことを思い出す。
何故そんな遅い時間に待ち合わせるとか、何故いつか送ることをやめてしまったとか、いろいろあるけれど、それもその時の精一杯だったのだろうな。
残念だったのは、あの曲は私にとっては別の映画のためのものだったこと。
それだけは変えられない。

「言の葉の庭」

生々しいルックに生々しい感情。
もしくはみずみずしいと置き換えた方が良いか。
これがこの監督のスタイルなのかな。
新海誠監督の作品は、名前だけは「ほしのこえ」のあたりから聞いてはいたが、実際に観るのは初めてだ。
厳密に言えば他の人にリメイクされた「彼女と彼女の猫」を観てはいるが、それは作品のテイストとしては今回と近いものはあったな。
描きかたは実写の文法により近いかな。
何故アニメーションでというところでは、よりすべてを自分のコントロール化においた作品が作れるからというところにあるのだろう。
エモーショナルなところでもあえて過剰な描写をキャラクター達にまで自制させているようにも見える。
それでいてそれがストイックとはみえず、むしろ生の人間なところに落ちているのはなかなか面白い。
アニメーションという言葉に逆張りしているというか。
見知った場所ばかりでそれが余計に近いところに感じ、瞬間の感情にはかなり共感出来るのだが、故にその結果自制にいってしまうのがちょっと寂しい。
あの二人の間には、たまに思い出す思いでしか残らないであろうところが寂しい。