2025/11/03

『バーフバリ 伝説誕生〈完全版〉』"Baahubali: The Beginning"(2015)


(2025/11/03 BS12録画)

ここで終わりか。
そして続きは録画し損ねたという。
まあどこかしらで観ることはできるだろうが。

インド映画らしい数の暴力を堪能できるクライマックスとそこに至るまでの広大な景色の数々。
構成に約束事が散りばめられているから怒涛の展開でも澱みなく。
てっきりシブドゥの話になるのかと思ったら後半は丸々バーフバリ。beginningってそういうことだったのね。
次作がconclusionで2016となっていたものがどうやって次に続いていくのかな。
なんというか所々にいにしえの007映画を彷彿とさせるものがあるのも個人的には好き。まあどちらも根っこが同じだけだという事だろうけれど、今の時代にこんな事が出来るのは羨ましい。
それはこういうキャラクター造形が出来ることも含めて。
ホントに作劇や構図の取り方が上手いよなあ。
バドラのあの一連のシーンなんてホントにおーっと思ったもの。
さて、続きを探そう。

2025/11/02

『劇場版 オーバーロード 聖王国編』(2024)

(2025/11/02 Amazon prime)

今までの蓄積があるからこそ澱みなく進んでいく茶番劇。
意図せず進んでいく物語。要所要所のキャスティングで物語の力点を示し、無駄な説明を省く一方で執拗に繰り返されるトラウマも効果的に。
醜い者の象徴として生かされる騎士団長とか本当に悪魔の演出だよな。かたや陶酔していく無垢なる者との対比が、またなんとも言えない。
本作品(シリーズ)の魅力の一つであるゲームプレイヤー視点でその世界を見られるというのも上手く表現できていたと思う。というかこの「ゲームしてるような感覚」が、今回は特にアインズ様及び配下がデミウルゴスによって作られたシナリオに則って動いているという状態なのでその感覚が強い。
シズの棒読みが見事にこの状況にハマっていたあたりも上手いなと思った。
こうやってまとめて劇場版として見られるのもいつも以上に良かった。