2026/03/06

『ウィキッド 永遠の約束』"Wicked: For Good"(2025)

(2026/03/06 イオンシネマ多摩センター スクリーン7)

一言で言えば、いびつで、だけどとても愛おしい映画でした。
観る人を選ぶかも。

前作はCoPilotに勧められてアマプラで観て、結果としてとても好きな作品となったので、今回は公開初日での観賞。

と、ここからは内容にもう少し突っ込んでいった感想。

あの終わりから如何にして『オズの魔法使い』へと繋がっていくのかと思っていたが、ある意味とても『オズの魔法使い』で、それは例えばとてもパッチワークな所とか、それがイビツで、何故ならばそれは実はあくまでも2人の物語であるからで、などと思っていると唐突に『オズの魔法使い』になって、と、振り回されてました。
それがとても愛おしい。
冒頭はまあイエローブリックロードで、その扱いがとてもウィキッドなのにとてもワクワクさせられた。
戻ってきたよという感じで。
それはさらに前作で完成した表の台詞と裏の意味の違いを主要登場人物すべてが使う事でより補強される。
ここで、大きな話になるのかと思いきや益々パーソナルな話に潜り込んでいく。
この辺りがとても愛おしいんだよね。言葉がひっくり返っているので複雑な感情となり、けど根っこが何なのかも分かるから。
色々な整合性を考えると思うところが出てきてしまうあたりは、人を選ぶかな。私はこういうものが愛おしい。
ライオンがまさに『オズの魔法使い』そのままで絶妙な落としどころ。
と思っていたらカカシとブリキ男に至ってはそうきたかという感じ。その見せ方もこういうのは好き。
ドロシーとトトがねえ、そのままなんだよなあ。
どこがどう繋がっていくのかも楽しかった。そういえばと思い出したところでみるみるうちに約束された結果へと繋がっていく数々。
たぶん私が気づいている以上に仕掛けがたくさんあるのだろうなと思わせる。
そしてやはりふたりの物語。
この関係が愛おしい。