(2025/11/02 Amazon prime)
今までの蓄積があるからこそ澱みなく進んでいく茶番劇。
意図せず進んでいく物語。要所要所のキャスティングで物語の力点を示し、無駄な説明を省く一方で執拗に繰り返されるトラウマも効果的に。
醜い者の象徴として生かされる騎士団長とか本当に悪魔の演出だよな。かたや陶酔していく無垢なる者との対比が、またなんとも言えない。
本作品(シリーズ)の魅力の一つであるゲームプレイヤー視点でその世界を見られるというのも上手く表現できていたと思う。というかこの「ゲームしてるような感覚」が、今回は特にアインズ様及び配下がデミウルゴスによって作られたシナリオに則って動いているという状態なのでその感覚が強い。
シズの棒読みが見事にこの状況にハマっていたあたりも上手いなと思った。
こうやってまとめて劇場版として見られるのもいつも以上に良かった。