『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』を観ました。
(2007/08/11 at NHK-BS2)
これも何度も観てるわな。(というよりは最近そういうものばっ
かりだが。(^^;)
最後に劇場で観たときの事は覚えていて、15年以上前に今は亡き
飯田橋佳作座で、たしか『…オンリー・ユー』と『…リメンバー・
マイ・ラブ』の3本だてだったと思う。
(もしかしたら4本だてや5本だてだったかもしれない。)
あと、さらにその後『オンリー・ユー』と『ビューティフル・ド
リーマー』に関してはどこかに何か書いた記憶があるんだけれど、
それがどこにも残っていない。書いたとすれば、Nifty始めてから
だから12、3年前だと思うんだけれど。
それはさておき、今回の感想など。
好みで言えばあきらかに『オンリー・ユー』のほうが好きです。
(それは両方観るたびにそう思っている。)
しかしながらやはり最後のタイトルが出てくるところで知っていな
がらやられたぁと思うんだよなぁ。(そして頭の中は「愛はブー
メラン」)
映画を楽しむというよりは物語の構造を味わうというかそういう
楽しみのある作品という感じでしょうか。
ううむ、表現するのが難しい。
で、続いてついでのようにみえてしまうが『オンリー・ユー』の
感想など。
(2007/08/08 at NHK-BS2)
前述のように、映画としてはこちらのほうが好み。
アニメの延長線上として素直に楽しめるし、スケール感はあるし、
今となっては80年代の匂いもプンプンしているしのも楽しめるし。
各キャラクタも見せ場があるのもまた好きだったりするし。
また、それが『ビューティフル・ドリーマー』があるが故に
引き立って見えるような気がするんだよなぁ。
かといってテレビアニメのほうはあまり好きではなく、やはり原
作のほうが好きだというのは全般的な私の趣向なのでそれはまた
別の話になってしまうのだけれど。
そしてこちらも、終わった後は頭の中に音楽がぐるぐる廻って
いたりする作品だったりするのでした。
ううむ、どちらも訳判らん感想になってしまった。
で、さらに訳判らんついでに今回途中から観た『イノセンス』。
狙いは判るのだけれど、どこを取っても中途半端な作品だよな。
情報量が多いのを良い事にだらだら見せているだけのような
気がしてしまうし、そういった部分の今までのうまさがこの作品
にはあまりみえないのもまた駄目。
映像も中途半端。しかも観た後に自作を誇らしげに語っている
押井守を観て反感すら覚えてしまう。
一部の東宝作品に見え隠れする「自分たちは凄いんだぞ」臭が
また嫌いだったりするので私にはまったく駄目な作品でした。
まぁ途中から観ているのに偉そうな事は言えないのだけれど。
などといいつつエンディングの曲も、これまた頭に残って
しまったりするのだけれどね。
などといいつつも、押井守はこういう遠回しなアプローチを
せずに、素直に『ニューロマンサー』や『モナリザオーヴァ
ドライブ』を自分流にアレンジした作品作ってほしい気もする
のだが。(もちろん実写不可。)
(そしてそれは、大友克洋に『ディファレンスエンジン』
作ってもらいたいのと同じ。)