2011/07/01

「とある魔術の禁書目録7」(2005) by蒲池和馬

アニメでは2期の2話から始まる「法の書」編。オルソラと天草式十字凄教、そしてローマ正教も本格的に登場し、舞台も学園都市の外。
今回は魔術サイドのエピソードにかりだされる上条当麻という図式。
そして誰にも邪魔されることなく正ヒロインしてるインデックスを観るのも久しぶりだ。


さて、これを読むとかなり原作に沿ったアニメ化がされてたんだなということが良く分かる。
シーンシーンが結構忠実に作られてるのも良く分かった。

ただまあ詰め込みすぎというかダイジェスト過ぎなのがやはり無理してる部分なのかなあ。

さすがに読んでてアニメの時のようなテンポの悪さは感じないな。

ただ、そこは捨ててもいいんじゃないかというところが残っていたり、これやったほうが上条当麻らしいだろうというところが削られたりしていて、結果的にもっと人間臭い上条当麻が筋を追うだけの存在になっているのが残念だ。


というか原作のほうが当然一貫した上条当麻らしい。


内輪ギャグより自爆ギャグという奴だ。


アニメで残ってるのは無理矢理感があるところなんだよなあ。




けどまあ、本エピソードで言えば一番の見所は三者三様の見得切りシーンなのでそれがどちらでも観れたのは良かった。