ようやく借りられた2巻を読了。
1話完結でも綺麗にまとまっていた1巻に新たな要素として第三のヒロイン亜美を登場させることで話を活性化させ、さらには後の種の一つとなる生徒会長が絡む短編「幸せの手乗りタイガー」まで掲載されたキーとなる巻でした。
まあそういう先々のことを考えなくても、亜美登場プラス校外清掃編は十分に筆が乗っている。
もはやこいつらが勝手に動いていると言っても良いくらい。
主人公周辺の腕白なキャラクターはもちろんのこと、一見周りから見ると地味な主人公にしても家事のこととなると我を失うからな。
そんな登場人物に振り回され仮面を脱ぎ捨てた腹黒娘亜美はアニメではやや弱く見えた「何故高須に惚れたのか」がはっきり判るのが嬉しい。
「女性作家だから」というステレオタイプな思考に当てはめてしまいたくなるほど彼女たちは言動と思考の不一致による泥沼に陥っていく。
古典的なラブコメディの仮面を被って。
さてさて、これで飛ばしたのは4巻だけだ。
借りられる前に10巻まで読み終わってしまいそうな気がするが。(笑)