ようやく最新刊まであと一つ。
という訳で「新訳とある…」の3巻を読了。
3人の主役たちと美琴、ミサカワースト、そして前回敵ポジションだった黒夜海鳥が「とある…SP」でほぼメインだったレイヴィニアから新たなる敵グレムリンの手がかりを掴んだとの情報を元に、ハワイへと向かう。
一方同日同地で失踪するアメリカ大統領ロベルト・カッツェ。
さて、以前のイギリス編でも国を挙げての大エンターテイメントを描ききっていたこのシリーズだが、今回は西の端とはいえアメリカが舞台。冒頭からハリウッド大作並みの派手なバトル目白押し。
主役が3人揃い踏みな上にことバトルのとなるとチートキャラな御坂美琴が事実上二人と一方通行由来の力を持ち前作で主人公たちを苦しめた黒夜海鳥がこれまたチートなレイヴィニアと組んでるところに、ハリウッドじゃお約束な戦う大統領も加わりな訳だからまあ面白い。
米海兵隊vs元米海兵隊がメインの傭兵とグレムリンが雇った魔術師たちの混成軍とかまあいろいろ。
それよりも久々に美琴が活躍してたのが嬉しかったかな。
それも一方通行との初コンビ。
おかげで対通常兵器のバトルがあっさりし過ぎになってしまうくらいだ。
さらには、冒頭から視点が防犯カメラやら携帯カメラまでほとんどカメラ越しのシチュエーション。
また目先を変えたのかと思いきや、それ自体が二重三重の伏線だったりなんてなかなかやるな。
しかしこの結果また科学と科学の戦いの最中グレムリンがからんでだからまた楽しみだな。