2012/07/14

『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's』(2012)

『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's』を観ました。
(2012/07/14 at ユナイテッド・シネマ豊洲 スクリーン1)

いやぁ想像を越える出来の作品でした。
まずひとつの作品であろうという意志は感じられたし、何よりも面白かった!
このシリーズで一番好きな作品がこういう形に昇華してくれて良かった!



ネタバレも全力全開!
(いや、少しははぐらかすけどほぼ判る人には判る程度(笑))














1stの時もそうだったけれど、それ以上にある意味丁寧というか映画を意識した作りになっていたな。


テレビアニメの方の前半のかなりドラマティックな部分と、話の整合性を保つ上で「あ、これはうまいな」と思った部分を大胆に全部無かったことにして、代わりに一つの作品としてのバランスを取ってくるとはね。
その代わり残ってる部分はしっかり描いている。


で、さらには(判る人だけ判るというものではあるが)もしかしたらというシーンまで用意してあったり。
ホント変身したらどうしようかと思ったよ。唯一のセーラームーン&プリキュア経験者が。


で、前述の前半改変されたシーンはリンカーコア収集と各初対決をまとめるには良かったかもしれないけどやはりちょっと見てみたかった気もする。
まあその代わりファーストバトルは大幅増量されていたが。

レイジングハートとバルディッシュの自己チューンナップ申請のくだりは良かったな。
その後のなのはとフェイトの模擬肉弾戦は少し笑ってしまったが。
いやあれはあれで正しいのだけれど小学生だぞ。(笑)


そして後半の大胆削除部分はクライマックスバトル増量…というよりはそこに限らず長編映画でしか出来ない尺の取り方でいくつかのシーンをとることが出来たという結果へと繋ぐことが出来ていたな。

まあそれよりも、本作の冒頭で語り部を彼女に設定したことで、最初からやる気を感じることが出来たし、それは最後を締めるのはやはり彼女なのだろうなあという状況で楽しむことが出来ました。

あれがリインじゃなくて別の誰か、例えばヴィヴィオだったりしたらまた別の形で終わっただろうけれど、やはりA'sの当事者に締めてもらって、この作品をひとつの作品として成立させてくれて良かったと思う。

あとまあ、唯一挙げるとすればエピソードをきちん4説明いしようとするから多少だれてしまったというのはあったかな。

けど一瞬も気を抜くことなく。


しかしまあ、ここまでのものが出来たのは間違いなく前作が想定を大きく越えたであろうというところにあるのだろうな。

そういう意味でこの作品が3rd StrikerSへと繋がってくれる事を強く願ってます。