「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」(2008)を読了。
アニメの方は観ていて、ああこれは原作とシンクロ率高いんだろうなあ、元が良いからのこの出来なんだろうなと思っていたが、実際には少しだけ違っていたな。
結構アニメの方は脚色してたんだな。
但し台詞は変えずに。
あとアニメから受ける印象以上に小説の方がしっくり来るわ。
その中でも一番は主人公京介のキャラクターだな。
ああ、これは中村悠一じゃなくて杉田智和だろうと思った。
特に前半のキャラが妹に対して照れ隠しにいろいろ言い訳しながらアドバイスしてるんじゃなくて心底面倒臭いと思って原作では対応してる。
これは大きな違いだと思うんだけれどなあ。
さらには原作の方がヘタレ度が高い。
結果京介の株がアニメの方が上がっている。
これじゃあ桐乃との関係が変わって来るじゃないか。
話をシンプルにするのは仕方ないにしてももったいない。
いいところ半分削いでいるんだもの。
それでも面白く感じてたのはたぶん別作品視点だからだ。
テンプレ展開楽しむのがアニメでそれに対してラノベとして楽しめるのがこの原作。
私はこっちの方が好きだなあ。
あと、これこそ実写化したほうが面白いと思うけれどね。