『AURA〜魔竜院光牙最後の闘い〜』(2013)を観ました。
(2014/1/1 at WOWOW録画)
原作は既に読んでいての鑑賞だったのですが、個人的にはもう少し欲しかったかな。
原作ものの映画化として王道的な作りではあるのですが、この演出がしたかったのであれば実写の方が良かったのではと思えてなりません。
個人的に一番好きなところがやけにあっさりスルーされたのも今一つと感じてしまった一員となっているかな。
あれじゃあ何故あのクラスに何人も中二病的な子達が多かったのかとか、屋上のあれに対するオチもスルーとか、そこらへんのオチの付け方が好きだった身としてはがっかりです。
あと、屋上アートはあれだけのものにするのならシャフトの作品みたいに世界そのものの背景を徹頭徹尾大仰なものにしてしまわないと中途半端にしか見えない。
ラブストーリーな面を強調したかったのかなとは思いますが、だとすれば、例えば二人が警備員に追われて隠れている時の密着に対する女佐藤の無頓着と男佐藤のドキドキとの対比とかそこらへんをもっと強調して欲しかったとか、何か原作を面白いと思って脚本作ったのかなこの人はという感じがしてなりませんでした。
好きな作品の映画化を観るのって難しいよね。