何故、東郷美森、鷲尾須美は勇者であることを辞めて、世界を終わらせようとしたのか。
ちゃんとした答えがあったんだな。
そしてそこからがこの作品の真骨頂。
最後の〆、テロップを持ってして綺麗に一つの物語にまとめあげられるまでもう何ともいえない。
あれがあるだけで物語はまだまだ続く。
そして先に至るまでにはこの子達のこんな活躍があったからなんだよっていう立場にすることでこの話をここでまとめることが出来た。
素晴らしかったな。
あえてまだ火中な栗に手を出して、いったい何をするのかと思ったら、凄いな。
呪縛を断ち切ったよ。
一人、また一人と加わる勇者部に最後まで諦めず手を伸ばす友奈。
そしてそこからのハッピーエンドな大団円。
1話の人形劇。
実はいろいろ深かったんだね。
それほど意味があったようには思っていなかったけれど、最後のあれを見る限り、知らないけれど感じているものはあったんだな。
鷲尾須美の記憶も戻る頃には五体満足に戻った彼女とも会えるのだろう。
新しいシステムをまた神様達は考えたのだろうからこそのこの結末。
先はみたいけれど描かれないからこそこの作品に魅力が宿る観客のジレンマ。
ただ彼女たちはまだ見ぬ、いやたぶん一生会うことのない新たな彼女たちへのエール送っているのも好きだし。
嘘だと思っていたことを自らの力で本当にしたのは友奈という意味で東郷さんの言ってることは正しい。
新しいシステムさえ構築できれば良いわけだからというのは先代がシステムとして構築している訳だから。
風と樹の合流のタイミングも良かったな。
そしてそこに被せての夏稟登場にはうるうるきて、そして。
眠ったまま予感だけで終わらせるのではなく、ちゃんと約束を果たす友奈は良かったな。
などと、たぶん1シーン1シーンを微にいり細にいり語りたくなるくらい、私にとっては満点の最終回でした。
ED映像にも二重の仕掛けがあって、ああここでと思ったらもう一段階残していたとかね。
樹の声の出し方…とか上げたらきりがない。
そういえば最後のちょこんはハートキャッチな最後の必殺技を思い出したよ。とか。
さあてまた見るかな。