「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(2011)を読了。
アニメ化されたものを観た時からいつか読みたいなと思っていたのだが、ようやく機会を得てまず1巻めを読了。
タイトルの終わりに数字が付いていないところからして、まずこれで一つの話としてまとまっている。続けられるようにもなっている。
なので今回は単発の作品として観てみよう。(偉そう)
何と言えば良いのだろう。
初めの方の八幡って、まあ特にアニメでその後を知っているからか、辿々しいというか悪びれ方がホントに気弱で友達いない感じなんだよなあ。
モノローグでいろいろ言ってはいるが。
それが、今まで本人が「(どうせ後でバカにされるだけだろえから)あまり関わりたくない(と思っていた)」人間と関わることで、どんどん多弁になっていく様がなんとも心地よい。
まあ本人は元々その属性を持っていたのに機会を得られず、故にひとりで泥沼にハマっていただけだが。
そういう意味で、そこに押し込む平塚先生というものが無ければもうひたすら今までと同じところをグルグル回っていたことだろう。
そして、別の意味で自分の思いが自己完結せざるを得なかった雪乃は見えない部分が多い。
さらに見えないのが結衣だけれど、この伏線の出し具合がいいな。
今後話が続くならきっとと思うし、その先の答えも知ってるから3人の接点もちゃんと匂わされているんだよな。
そしてさいちゃんは……。
何故そんなに受け入れてしまうのか〉八幡
さあて時間以降がまた楽しみだ。