久々に京アニの真骨頂を見ているような気がするなあ。
この生々しい演出。
恥ずかしい言い方をすれば、青春という病に罹った子たちの瞬間を切り取ったかのような。
それを演劇寄りになりすぎず映画寄りな演出で観客の目に焼き付けていく。
アウェイな観客を黙らせるレイナ。
その間際、オーディションの時のお返し、いやそれ以上なものをレイナに与えるクミコ。
あれで吹き飛ばない迷いなんてないよというのが凄いな。
そしてあれがあるなら、そこに至るまでをいくらでもハードル上げのために使えるよ。
そこに至るまで重かったものなあ。
これだから油断できない。
いや毎度そうなんだけれどね。
感情が爆発するときの表現のうまさは。