コンクール当日。
艶めかしい。
それも日常の艶めかしさ。
さり気ない仕草や吐息、そして日常の背景音のライブ感。
微妙に揺らぐピント。
眼鏡を通した視線が描く主観の切り替え。
プレスコかと思えるくらいの役者の演技に寄ったように見えるカットの数々。
説明的な台詞は一切排除。
ただふと伏せられた眼差しや移り変わる状況がなによりも雄弁に物語る。
これらを駆使して描かれるコンクール当日。
最高でした。
1話のダメ金を2話連続で開花させてくるあたりもホント見事です。