12時まであと11分に針は進む。
今回入れて残り11話か?
一方で12時を過ぎて魔法が溶け出したアイドルたち。
彼女らはお城のきらびやかさを思い出しつつも屋根裏部屋へ追い立てられる。
ここでシンデレラたちの希望となるのは高垣楓。
1話から匂わされているPとの関係はいまだ語られることはないが、二人の近似が語られた。
そして彼女が見せたアイドルとファンとの関係性は765アイマスの律子回も彷彿させる。
絡み合う過去回はそれに伴わず、以前は負の方向に進む要素の一つとなった皆が持ち寄った企画書は今回は希望の一つに繋がり、挫折を得たリーダーの出来たプロジェクトはその方向性を次は間違わず、ユニットが生んだ絆はそれぞれの力ともなる。
まあ、などといろいろあげては観たもののこの第15話ともっとも関係性が深いのはやはり第14話。
第14話見直してみたら今回への布石がこんなにあったのかと今更ながら驚いた。
わかりやすいのは前回NGがPと一緒に打ち合わせに向かったのは今回のメインステージだし、その前に「お仕事増えた」な台詞の背景に写るスケジュールボードには手書きで「楓さんと一緒」の文字。
さあて、これでかつてPと楓、美城常務の3人で共通の因縁があったら笑うぞ。(笑)
という冗談は置いといて、NGの3人のバランスの良さがまた出てきたな。
二人とも方向性は違うけど思ったことをすぐ口にするのに対し、卯月はまだ階段を登り、夢を見続けるシンデレラ。
ある意味楓と同じアイドルたちのひとつの道しるべにもなっている。
それはあの13話でも象徴的に13人から同時ツッコミを受けていたところでも発揮されていた。
ただし、キービジュやOPでも明確に示されているように明らかな挫折の未来が卯月には暗示されている。
今ここに至っても希望となっている彼女にいったい何が起こるのか?