ああ、この監督脚本コンビでこの題材か。
ノイタミナだから1話切りしようかと思っていたけれど、その必要はなくて良かった。
「暗殺教室」から続いてということになるんだなあ。
で、人間椅子(前編)
題材の調理のためのアレンジの仕方に関してはまだ言及を避けよう。
まだ可とも不可とも言えないレベル。
明智や小林少年のキャラ付けの仕方は割と好きかも。
小林少年が渚くんと被ってしまうのは脚本監督コンビが前期暗殺やっていた流れか。
あの状態で担任と判るのは凄いよなあ。
何かしら身体的特徴があるのだろうが。
(たぶん)小林少年の主観をもってモブキャラから認識できるキャラに変えていくのもオーソドックスでいいなあ。
まあ他にも小林少年とハシバの関係性とか対して明智が加わったときの反応とかも判りやすくて良い。
江戸川乱歩没後五十年記念作品ということで世界観を判りやすく噛み砕いた入門編として作られたとみればとても出来がよいと思う。
って言及避けるとか言いながら思い切り語っているじゃないか。
うん、やはり例えば「サイコパス」などよりよほど根っこがしっかりしてるからワクワク感が全然違うわ。
人間椅子や先生の造形描写はアニメだからこそしっくりしているような気がする。イラストに近いからと言うか。
実写だと滑稽感が増すというか。
それはそれで良いんだけれどね。
大正や昭和初期に時代設定を持って行かなかったのも良かったと思う。
それはスタッフの作風にあっているというか、やりすぎ感が抑えられるからというか。
ああ、結構楽しんでいるなあ。