くそうまた泣かされたぜ。
これからこんな隠し玉がどんどん出てくるのだろうか。
2クール目は1クール目よりさらに凄いことになってきたな。
というわけで城ヶ崎美嘉と凸レーション回。
というよりは城ヶ崎姉妹と赤城みりあ回だったな。
あんきら回は別に用意されていそうだ。
あんきら自体は活躍していたけれどね。
杏のワンポイントのかっこよさといったら。
そしてまあそれ以上にみりあの格好良いこと!
実写だと子供を使ったこういうのはあざとさを感じるのだけれど、逆にそれが全くない。
これは演出のうまさなのかそれともメディアの差なのか。
美城常務この作品においてはホントに有能だなあ。
この状況が与えたテーマに対してシンデレラプロジェクトをはじめとした346プロのアイドルたちがそれぞれアイデンティティを取り戻していく姿は、この作品の監督の特性を見事に生かしている。
ほんとに細かいところまで気遣われた丁寧な演出がじわじわくる。
美城常務の造形にしても、どちらかといえば小柄な部長と並んだショットの後に、思い切り角度のついたピンヒールのカット、そして思い切り上の方で束ねた髪が目立つバックショットと繋げていくことで、彼女がなぜ今こんなことをしているのかとも繋げられるし、一方で結果がどちらに転んでも受け入れることも表明させている。
あ、これは前回の話だ。
今回で言えば、みりあが家に帰ってきて母親に声をかけると必ずそのタイミングで泣き出す妹とか、まあ妹は妹で本能的に母親が取られることに対して敏感に反応しているんだという一方でという前置きがある上で、みりあが複雑な感情を抱くというくだりと、美嘉が後輩たちを守るために不本意な仕事を釈然としないながらこなしていくところと繋げたり、さらにそこに理嘉のエピソードが加わっていく様はほんと見事。
あ、今回雑破業脚本か。
理嘉のエピソードも積み重ねだからなあ。
普段ならそんなところに陥ることの無い子だけれど積み重なったばかりに迷ってしまった。
で3人だけなら抜け出せなくなったところで杏きらりが話に加わって。
素晴らしい。