文字通りの「締め」の回だったな。
new generationsとしての新曲での締めは今までの回想をバックに。
直前の流れでこれは満を持しての生ハムメロンが来るなとは思ったが、これはイコール今まで勝てなかった卯月がじゃんけんで勝ったということでもあるんだよななどと思う間もなくまさかのあの瞬間までもが今回のための伏線。
未央の望んでいたものがこんなにも早く目の前に。
たぶん今回はクラスの友達全員に声かけはしてないのだろうけれど、あの時応援に来ていた子達はあの時未央が想像していた未央の姿を見せることが出来たんだよなあ。
ステージ下の描写もまた見事。
3話では見えなかった周りが今回は裏方さんまですべて見えている。
で、最後にあのことを気に病んでいた一人、美嘉の笑顔の涙。
そしてBパートからはCINDERELLA PROJECTとしての締めが始まる。
GOINのさびアカペラから皆に見送られてのシンデレラプロジェクトファイトの円陣。
楓さんのいつものからの流れ。
全員曲はバンクと文字多用のNG新曲とは対照的にまあ動き回る。
ユニット毎のショットが続いた後に個人がクローズアップされさらにはシャッフルショット。まとめは全員横一線。
時はまた桜の季節に進んでの彼女たちのその後。
本番での同じアクシデントを経験した美波とありすふみかたちといった形でCPの14人すべてが一人一人新たに他の部署の子達との関わりを通じて全員成長と変わらないところを見せてくれる。
そして彼女たちの到達点は。
すべてが1話に戻る。
顔の見えなかった3人とPはあの場所ですべてが繋がり、あの日シンデレラを夢見ていた14人は1話の冒頭に帰結する。
「アニメ アイドルマスターシンデレラガールズ」の締めは
物語の締めとしての理想型のひとつ、循環構造。
ホント、素晴らしかった。
そして同時に、私は素晴らしい作品より、その作品から派生して出来たオリジナルより異形となった続編というものがほんとに好きなんだなと思った。
涼宮ハルヒの憂鬱より涼宮ハルヒの消失なんだ。
スターウォーズより帝国の逆襲なんだ。
そしてガッチャマンクラウズよりガッチャマンクラウズインサイトであり、アイドルマスターよりアイドルマスターシンデレラガールズなんだ。