「僕は友達が少ない11」(2015)平坂読を読了。
これにて本当に完結。
前巻ラストであんな事になり、ラスト1巻となった時、最終巻はエピローグ的なものなのかなと思っていたが、そんなことはなかった。
むしろここからだった。
最後まで足掻いて突き進んでいたその先には。
最後の最後に、一番最初に戻ってきたな。
タイトルの持つ意味から始まったようなこの物語は、再びここに戻ってきた。
アンチテーゼまで引っ張り出されて紆余曲折した挙げ句、御伽噺で終わることなく語りきった感じだ。
それでも最後、何気なく小鷹と彼女たちは、それぞれ一番最初に望んだ物を手に入れることが出来ていたんだよな。
社会不適合者達なりの到達点。
今は余韻に浸っている。