シリーズ第8作「ヘヴィーオブジェクト 七〇%の支配者」(2013)を読了。
オブジェクト発祥の「島国」に於ける内乱を利用して「資本企業」に経済的ダメージを与えるために極秘裏に片方に加担すべく戦地に赴いたクエンサーたち。
そこで出会ったのは。
またまた個性的なキャラクターとその先にあるものが登場し、さらにはオブジェクトを原理とする世界の構築に関わる秘密がちらりと。
婆さん実は思っていた以上に大物じゃないか。
そして何故クエンサーとヘイヴィアはある意味不可能とされていたオブジェクトの破壊者としての実績を積み重ねながらも一向に評価されないどころか何度も味方にまで抹殺されそうになってきたかのより合理的な回答が改めて提示された。
今回のこれらはそのことに対する警告の意味もあったのか。
そしてタイトルにもある70パーセントもあっさり腑に落ちるものであったし、ゲストヒロインも変化球だけど分かりやすく、説明にテンポを乱されるものではなかった。
唯一、デンプン質を含んだ水分って温度上げたものと、牛乳にレモンを加えて温度上げたものだと、前者の方がとろみがありそうな気がするのは気のせいか。
さてオリジナルな12のオブジェクト。いずれまた話に出てくるのかな。