2016/01/11

「GOSICK-ゴシック- PINK」(2015)桜庭一樹


「GOSICK-ゴシック- PINK」を読了。

「BLUE」では新大陸の土を踏んだ1日めの出来事が描かれていたが、この「PINK」で描かれるのは2日め。
事務所と家を手に入れるまでの話。

思っていたより旧大陸の灰色狼の末裔は新大陸に渡っていたみたいで、たぶん今回の依頼主もそうなのだろう。

何故ピンク?かと思ったのだがまぁ言われてみればヴィクトリカが好きそうな色ではある。

過去も未来も既に描かれているこの話は、やはりそれらがひとつに繋がっていく様をみるのが心地よい。

そして、もうひとつ大きなポイントとなるのが「家」。
ヴィクトリカがその概念を持っていないというのがとても新鮮だった。
言われてみれば彼女が生息していたのは図書館であったり囚われの塔であったり。

まぁ外の世界に出てからはずっと従者付きだったしね。


謎解きに関してはあるところである程度判ってしまうのだが、それはメインではないからな。

さて、これで先にすすめるのかな?