零の過去。
ふとした事で止まらなくなる涙。
これが、彼女達との出逢いのきっかけに繋がるのか。
あの叔母はホントに鬼だな。
そして誰よりも人間臭く、都合の良いことしか見えない。
その性格ゆえにますますそういう立場に追い込まれたからこその言動。
零との関わりが切れているようで何よりだ。
だからこそ余計に、あの家を自らが破壊していき、姉弟たちを叔母と同じような状況に追い込んでいく自分が許せなかっただろう。
まあそれよりも、もものそばにいることは何よりも辛いだろうな。
彼女が幼いが故の無自覚な一挙手一投足が。
彼は恵まれているが故の不幸を受け続ける。