千夏は勝つためにその道を選んだのか。
そんな彼女にえげつない形で動揺を与えるブックメーカー。
彼のゲスなところにブレはないが、そんな彼に頼るほどに千夏は自分のすべての不幸の源を主人公に押し付けたいというところが際立ってくる。
まあそこに逆転の為の一縷の望みがあるのだが。
ただしそのためは。
というところで叙述トリック。
というよりは単に二人とも出会いのきっかけを忘れていただけなのだが、ネガティブ主人公が自分の持っているカードが何なのかに気づく。
目標を定める事ができた主人公。
果たしてその反撃はというところで引き。
面白いなあ。