(2017/1/29 at WOWOW 録画)
久々の鑑賞。
何度も観ているけれど、途中飽きるシーンがどこにもないんだよなあ。
それこそ狭い室内で単調に見える描写も多いのだけれど事態が切迫して進行しているからそれどころではない。
特に開始後30分以上経ってから登場のオハラハンがそれ以降ほぼ休み無しに動き回るくらいに詰め込まれている。
音楽の付け方も過剰なところがないし、アクションに関しても、それこそアクション監督がプロデューサーのアーウィンアレンであるところからも想像出来るように、堅実な演出。
なのに、やはり面白い。
改めて思ったのはここの人間が皆プロフェッショナルに動いてくれることが心地よいなということ。
例外もあれどそれは認識の甘さが招いたことであり、ミスはダグやオハラハンもしている。
かといってそれを肯定はしないけれどね。
そこに目をつけたことはまでは分かるけれどそのリスクを解っていて何を引き起こすかの責任を放棄し何もせずにいたことは許しがたい。挙げ句の果てがあれだからな。
一方で今回初めて感じたのは、これもまた今となっては失われた古き良きアメリカになってしまったのだなということ。
そしてこの作品はフィクションであるから見ていられるのであって、現実であれば目を背けたくなるような出来事であるということ。
現実に起こりうる話であることを理解しているから余計にそう思ってしまう。
音楽に話を戻すとこの時期のジョンウィリアムズは『ポセイドン・アドベンチャー』『ロング・グッドバイ』そして『タワーリング・インフェルノ』というこれ以上無いくらい俺特のラインナップ。もうどうにでもしてと言いたいくらいだ。