2017/08/13

『ロボコップ』(1987)[吹替版]

『ロボコップ』(1987)[吹替版]
(2017/08/13 at イマジカBS)
どこかの図書館が民間企業に事業委託した時真っ先に思い出したのがこの作品だったが、まさにそのままのことが起こったのは何とも。
というところは置いといて、吹替版観たのも音声上の都合でテレビ放映用にカットした版を観たのも初めてだったかもしれないが、特にこの時期のバーホーベンの作品はこういうフォーマットもしっくりくるんだよなあ。
ところどころ雑な展開でも勢いで押しきってしまうところや、一方で妙な拘りを見せるところなど一つ一つが好きだなあと思い出させてくれる。
その雑さ加減がまた無慈悲なテレビ用カットで余計にテレビ映画っぽくなっていて面白かった。
それがはまれば好きな人が増える作品になるし、テイストはまったく変わらなくても嫌われてしまう作品があることがまた好きなんだよなあ。
どこを切ってもバーホーベンなんてのは昔もそんな話していたっけ。
やり手なのにED209に拘るところとか、そのED209が常にポンコツな所とかもなんというかリアルだし、まあキャラクター達すべてが人間臭いのも好きだし、何だろう、80年代映画愛に詰まった作品だなあとあらためて思った。