モザイク-カナダ- #9
グレートベアレインフォレスト。
自然に生きる動物との関係。
全体的な話の流れとしては今までと同様に良い出来だと思うのだが、#8のオーロラの取り扱いでも感じた、フィクションとドキュメンタリーの境界線の取り方が今回も怪しくなってきているように思う。
前回も実は私の勘違いかもしれないがオーロラは見ずに帰ったのに見れたような言い回しで締めくくっていたり、今回の実は定期的に行われている催しものなのに自分たちだけが歓迎を受けたような言い回しをしていたりとか。
前述のこの作品の性質上余計にそこは気をつけなければならないと思うのに残念。
嘘という言い方は語弊があるかもしれないが必要な嘘を語る気があるのなら突き通しても問題ないレベルなのに。
あと本作品二回目の登場のオーシャンワイズが初めて登場したかのような扱いに。
単発で見られることを意識して意図的なのかもしれないが、言い回し一つで作品の連続性を示す良い機会を逃してどうするんだ。
伏線というのは物事を印象づけたり全体に対しての関心を広げたりするのに有効な手段なのに。
ましてやこちらは逆にこの作品の性質上フィクションよりの演出がしやすい部分だったのになあ。
話戻ってやはりすべてのものに魂が宿っているてきな考え方は近いものを感じると再確認。