『要塞警察』"Assault on Precinct 13"(1976)
(2017/10/03 at イマジカBS 録画)
45分以上かけての舞台作りを終えての攻防戦。
その本編始まってからの敵方の心理描写は一切なし。
そもそもアイスクリームバス襲撃の過程も最初意味わからなかったし。
とはいえ舞台作りは見事だったな。
そこに集まる人びとを出来る限り知らないもの同士にしたり、たよりになりそうな人間を偶発的な要素込みで出来る限り排除してしまったりなど色々。
一番死と遠い存在に見えた彼女をあっさり殺したことで物語の緊張感が一気に上がると共に、それから先に起こることに対する免罪符も作ってしまうとか、アイスクリーム屋の銃の役立て方とか一つ一つのカットのその後の役立て方の一つ一つに痺れます。
それはミスディレクションだったりフラグだったりそう言うことを考え続けるだけで至福の時間が続いていくのがこの作品の一番の魅力かな。
そもそも最初のシーンから、何でそんな狭い場所待ち伏せ受けるかなというところから突っ込みが始められるぞ。
楽しいなあ。