魔法使いの嫁 #5
この作品における魔術師と魔法使いの関係は錬金術師と占い師に近いのか。
良く言えば世界の理を探し続けるものだが、その為に他者の犠牲を厭わない者。試したそれがうまくいったのであれば彼の望み通り彼女は永遠に生き続けたのであろうという意味で嘘はついてはいないのだろうが、それは善意からではない。
彼らなら同様にスレイベガに短命を救うと称して自らの好奇心を満たすために利用するのだろうな。
最後の王と花の種が導く先の違いを彼女が理解したのは茨の魔法使いを通じて世界を見てきた成果か。
先にドラゴン達のところに足を運んだ事が良い結果に繋がったんだな。