スロウスタート #12 最終回
スロウなスタート。
今までがあったからこそ、ようやく踏み出せるこの一歩目。
アニメとしてはタイトル通りようやくスタートした事で終わるという見事な最終回でした。
そのために必要だった少しだけの希望を各々が手に入れる事が出来てホント良かったね。
あ、ここに来て一人ストーカーが発生していたみたいだけれど。(笑)
エイコは実は20才だったというのが夢オチにしても笑えないという落とし方も良かったな。やはりそう思っていたのか。
しっかり先生に少なからず好意を持っているであろうことまでバレているにも関わらず。いや、だからこそか。
服という形をもってようやくのスタートを自覚させるというのも良かったな。
服装が年齢を無自覚に表現しているというのは言われてみればそうだなのだけれど、それこそ無自覚だからな。
そこを年相応にすることに対して抵抗がなくなったというのは大きな一歩。
それを万年さんの予備校願書の話と絡めることでより明確にしてくるあたりもまた上手いよな。
中盤では固まるだけだった先生との関係を、そこまで頑張れるようになったのも彼女らしい一歩目。
そのエイコの影からなかなか離れられなかったカムリも、まずはタマちゃんから。
といった感じでスタート、いや一歩進んだ彼女達。
幸せな作品でした。