ここらへんは花田脚本の上手さを再確認できる回だったな。
佳子ちゃんがとても良い子である事とぼっちとはとても相性が良い事がよく分かった。
ホントに仲良くなれればものすごく近い位置になりそう。
それはなこもソトカもそうなのだけれど皆ちょっと方向性が違う。
なこは必要であれば状況に応じて少し間合いを取ることもできる冷静さを入れられる余地がある。
ソトカにとってはまず師匠なんだよな。妄信的な所がある。
アルの場合はそれよりもなこの事が好きすぎる事がある分はちょっとだけ遠いのかな。
その分さらに周りが見えている。残念なだけだ。
などと考えてみればぼっちは一対一でちゃんと相手と向き合える子なんだな。
作品上の目的に対してぼっちが彼女であるが故に嫌われる事が無いと言う事はいつか来るであろう幸せな未来を予測しながら作品と向き合えるから心地良いんだよな。
話戻って今回で言えば5人が5人ともそれぞれなりの関係を持って動いている事が結果として良いハーモニーを生み出している。
それがラストで(厳密にはまだ佳子ちゃんはそのポジションにはいないけれど)一つに揃うことで終わるだなんて、なんて幸せな回なんだ。