『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』"Godzilla King of the Monsters"(2019)
(2019/06/01 at MOVIXさいたま Dolby Cinema)
本当にもう何年待たされたんだよ、ドルビーシネマ。
オープン以来まずは3D上映に偏重している理由はよく分かった。
真骨頂は2Dであろうけれどこの3Dに於ける没入感も素晴らしいなあ。
それにドルビーアトモスならではの音場が加わってさらに集中が増す。
予想通り暗いシーンの多いこの作品を観に行ったのも正解だった。
トレーラーの黒表現のくだりはもちろんの事、暗闇に映えるシルエットのコントラストとか見事。
アトモスで言えば音と振動の使い分けもまた見事。
爆音でも4Dでもないのにこのエネルギーの塊が鋭く飛んでくるのは素晴らしいよなあ。
さてこれでいよいよ来月となったグランドシネマサンシャインのツインレーザーIMAXがまた楽しみになった。
けどそのうち2Dでも何か観たいな。
という訳でここまで書けばネタバレも気にせずに済むかな。
さて本編。
怪獣愛が素晴らしい。スクリーン全面使って羽根を拡げるキングギドラやラドンやモスラ。
スクリーン両端から突っ込んでくるゴジラとキングギドラとか愛してるとしか言いようが無い。
他にもモンスター達の鼻クンクン感とかゴジラの絶対中に人が入ってるだろう感も愛だよな。
そいつ等が人間お構いなしに暴れまわる姿もまた良い。
ラドンはやはり街中を低空飛行だよなあ。
モスラは神々しく。
そしてギドラのふざけた強さ。
そんなものを傍目に進む人間パート。
最初何だこいつはと思ったがそうかそもそもお前が誘ったのか。
この構成でこの展開は反則モノの予想外。
しかも娘まで巻き添えにしているのがある意味生々しい。
物語の構造で善悪を背負わせることをしないという意図でこんな事をしたのかな。
それは結局次へと繋がる彼らたちにも引き継がれたのであろう。
まあ前作見てないんだけれどね。私(笑)
という訳でドルビーシネマの初体験として楽しませていただきました。