『007/ドクター・ノオ』"Dr. No"(1962)
(2020/11/1 at ムービープラス)
原作で微に入り細に入り語られるガジェットの数々を何の説明も無しなポンと提示してくる所などは今考えるとやはり原作ファンを意識した作りなんだよなあ。
ボンド初登場のシーンではバカラを行っていたり、原作での前の任務での失敗から取り上げられるベレッタのくだりとかニヤニヤしてしまう。
で、その流れで次の作品が『ロシアより愛をこめて』と言うのがまたねえ。
そういえばデント教授の待ち伏せの合間にやっていたのはソリティアだよなあというのは毎回初めて気づいたように感じてしまう。
今見るとカーチェイスのシーンってけっこう撮って出しにしか見えないのはここからどんどん気合が入ってきてしまうからなんだよなあ。
このシリーズ初映画から編集として関わっているピーターハント。
まあ、この作品の一番好きなのはノオ博士があまりにもあっさりと死んでさらには物語もあっさり終わってしまうところかな。
急にハシゴ外された感。
その次は、服を着ているとそうでもないのに水着姿だとやたらガタイの良いハニーチャイルライダーことアーシュラアンドレス。
クォレルはけっこうな存在感なんだけれど原作のあそこら辺が無かったのは残念。
パイプ内のシーン、思ったよりちゃんとやってるんだよなあ。
原作の方が切迫していてより痛々しいのだけれど流石に当時はそこまでできなかっだからなあ。
などなど、書き始めると色々出てくるな。