「死物語[上]」(2021)西尾維新
しのぶスーサイド。
まさかというか流石流行作家。
流行の最先端に乗ってくるとは。
このやりたくて仕方ないくらいの熱量。
100%趣味で描かれ始めたシリーズの本領発揮だな。
しかもこれ流行前の仕込みが見事に使われとる。
さらにはあり得ない未来で締めるというメタっぷり。
彼女はまさに状況の申し子だという事を読み始めるまで失念してたわ。
そして、章初めのある違和感をサラッと解消するメタなども相変わらずどころではなく今回のメタ成分はいつにも増してだったな。
これで上だものな。
下はどうなることやら。
うん、なんとなくそう思わないでもなかったよ。