「〆切前には百合が捗る」(2020)平坂読
「はがない」や「妹さえ」の時も思ったが、ホントテーマに対するアプローチの仕方が凄いなあ。
「妹さえ」とある意味連続した舞台という事でちょっと油断していたがそうくるとは思わなかった。
締め切り前に捗るものが「妹さえ」ではある意味ゲームメインだったのがこちらは多趣味なヒカリであるが故に多岐に及んでいて面白い。
世界を広げていく広がっていく過程も、それが一方的ではない事に加えて2人に対する育ちの良さが滲み出ているが故にストレートに話がすすんでいくのがまた心地よい。
先に挙げたシリーズでもそうだったが、どう捉えるか次第で意味が変わっていくのも良いんだよなあ。
そこに引っ掛からなければスルーしてしまうような事を直球で投げつけてくる感じ。
好きという言葉の意味がこれからどうなっていくのか楽しみ。
やっぱりみゃーの血縁だよなあ。