『ワンダーウーマン 1984』"Wonder Woman 1984"(2020)
(2021/12/30 at Amazon prime video)
何故1984年なのか。
という所にまずフックされていたのでいずれ観たいと思っていたのだがふとしたキッカケでWonder Woman's Wrathが聴きたくなってしまった流れで視聴。
と、これくらい書いておけばネタバレしても大丈夫かな。
リアルタイムで見ていたんだよなたしか。内容はほとんど覚えちゃいないがテーマ曲は覚えてる。
だから何かしらリンクする為の1984年だと思っていたら、まずはその前に意味ありげなアバン。
最初はもしかしたら間違えて実は一度見たものを見てるんじゃないかと思ってしまったよ。あの競技での始まり。
そして始まる1984年の旅。
最初はこのノリがやりたかったのかなあ程度で見ていたがとんでもなかった。
1984年は既に過去も未来も確定している世界。
さらに言えば前作からの時間経過が彼女の過ちを犯しかねない世界。
彼女が過ちを犯すことはアバンで既に語られていてその代償を受けることも確定している。
それでもそれが何かを知らずに願ってしまったばかりにあらかじめ確定された未来へと進んでしまう。
まさかもう一度会うことになろうとは。
さらにはそれが何をもたらすかを知らずに願ったばかりに代償を失って変質してしまった彼女。
猿の手がもたらす災いの話は常にかなり手痛く取り返しのつかないものばかりではあったがそれをまさかここまで風呂敷を広げられるとは思っても見なかった。
アバンを含め所々引っかかる所はないことはなかったのだけれど、前述の「あらかじめ確定された未来」に突き進む話は元々大好きな上にここまでのものを見せられたらもう何も言えない。
その上、ガルガドットだし、ワンダーウーマンお得意の身体能力を駆使したアクションは相変わらず見事だし。
その上代償として弱くなっていく自分と、さらには知らずに同等の力を手に入れてしまったものとのバトル。
さらには共闘まであると言うまさに思いつくことなんでもやってやると言わんばかりの詰め込み感。
すっかり堪能しました。
と、思いながら見ていたら最後にまさかの不意打ち。
もちろん当時の面影があったし覚えていたとも。
そりゃ泣くよ。ここでこんな形でだなんて。
そうそう、スミソニアンだものなあ。あるよねな所には惚れた。