緩急の付け方といいここが一番力入ってるんじゃないかと思えるくらい。
で、本編はテーマがテーマだけあってかなりハードル高い。
だからこそ開き直った部分がかなりあるのかな。
一番生々しいと思えた部分は文字通り自我が崩壊していく過程。
よくある主人公属性で都合よくとは行かず精神まで変わっていく様は面白い。
その方向への潜在的願望が無かったわけではないようだが。
妹は予想以上に全方向にタレンテッドだった。故にこの状況で屈しようとしているがたぶん妹はその先まで考えていそう。
という根本がしっかりはしているものの単純に楽しむにはハードル高い作品だなあ。
まだ世界は狭いのでこれが広がっていくとそこからが本番なのかもしれないが。