(2023/01/03 Amazon prime video)
終わってみれば「HUGっと!プリキュア」だったな。
こじつければ色々な所が。
まあそれ以前にも原典なんてあるのだろうが。
それはさておき冒頭から五感全てがノーランワールドという心地良さ。
そして今までと同じく既存の作品、今回は007シリーズと言っても良いのかな、それを自分の世界観に押し込んで、また観たことのないイメージの奔流の中に突き落としてくれた。
何よりもそれが名も無いものであるというのが心地良い。本来無個性で黙々と任務をこなす者を映画で台無しにされた作品だからな。
と、他作品に対する怒りも置いといて。
ホントこの映像表現や構成には感嘆しか起きないな。
素晴らしい。
特にこのアイデアを最大限に活かした2つのシークエンス、空港でのアクションシーン、彼女の目撃した女の2つは共にその展開を途中で気づくのだけれど、その上で見せられる未来の過去はわかっていても、いやわかった上で見せてくるから何とも言えない。大好きだ。