あの引きからこのEDの入りは卑怯ぞ。
予め決められた未来ではあったのだろうけれど、今までがあったからこそ受け入れられたもの。
かなちゃん、風邪、団地の子、かつての部屋と積み上げた上での別れだからな。
トノサマンがまだ救いとなってはいるけれど。
8話
より具体的なところを攻め始めたなあ。
物事の持つ意味とそれを感じるコタロー。
少しづつ壊れかかっているようにも見える。
9話
ついに登場した父親は師匠で、同じく満を持して登場した佑との一件ももっともコタローらしい締めとなった。
そして迎える最終回。
10話
前回があったからその言葉は別の意味も持つ。
しかも狩野はそのことを知らない。
それこそ最初からわかっていた事が口伝えてはなくもっと具体的な形で出てくるとは思わなかった。
彼女とコタローとの関係もより明確になった上でここに辿り着かせるという。
最後まで父親にはドキドキしていたがその場合の選択肢は既に提示されているから無くてよかった。
面白かったとか好きだという作品には多々出会えるけれど、出会えて良かったと心の底から思える作品となるとまた別である。
ではこの作品は?と問われるとここまで書いたのだからそれ以上書くのは野暮というものかな。
そんな答え方をしたくなる作品でした。