感情を出さずに状況を積み重ねていくこの丁寧な描き方は権謀術数の宮廷内の会話劇とも相まって物語を静かに進めていく。
絵巻物を解いていくこの感じは始まりを期待させてくれるなあ。
今までビジュアルだけでその身の安全を示されていた彼女の事情がわかり、そして本編へと繋がっていく…のかな。
僕の「友達と家族を」なんだよなあ、彼女の無意識の優先順位は。
ところどころ出てくる下世話な暗喩やシチュエーションが「この作品」を観ているということを思い出させてくれる=すっかりアイデンティティとして定着しているのも、前述の回りくどさ同様に好きな所である。