(2023/08/27 amazon prime)
ラ・ラがLAである事を冒頭で明かすのがあの渋滞で、そこから、昔と変わらないままの街が描かれる。二人とも成功はあの地ではなくそこから外へという所まで含めて夕景、もしくは朝焼けの空が似合う街。
古き良きものへの愛が溢れてた。
オールドファッションがそこかしこに溢れた夢物語の最後はさながら『追憶』のようで。
と思っていたらラストセッションのCity of Starsは卑怯だな。
その曲が運んでいくのは懐かしい、あり得たかもしれない未来、もしくは過去。
4seasonsで章分けした時点で最初から結末を提示してくる辺りも好み。
お互いの自らの言葉がお互いに降りかかってきてそれ故に一歩踏みとどまってしまうお互いとか。
図書館の使い方もまさかそんなな上にあのクラクションとか、渋滞で選ぶ道がもうその道を選ばなくても良くなったと同時にもう違う道を選んでいるという意味にもなっている所とか。
積み重ねた結果のプラネタリウムの夢心地がああいう演出になるのも好きだしと言い出したらキリがないな。
バーグマンだったのはカサブランカ絡みの場所だったのね。