2023/09/27記
海外での再映画化が決まったとの事で、懐かしくなって読み始めました。
個人的に山田太一はドラマ脚本よりも一作目の長編小説「飛ぶ夢をしばらく見ない」や2作目の本作の方が好きだったりする。ついでに言えば本作が原作の大林宣彦の映画もとても好きだったりする。
そんな作品との久々の出会い。
とてもドライな部分と情熱的なものとの同居のさせ方が凄く上手いというか絶妙で、その余韻が心地良いんですよね。今回読み直してみて、こんなにあっさりしてたんだとも思った。
けど一方で感情ぐちゃぐちゃにされてしまう部分もしっかりとあって、そういう意味でこれがどんな形で映画化されるのかも楽しみ。
「飛ぶ夢…」も再映画化されないかなあ。
さておき脳内ではしっかりと風間杜夫で片岡鶴太郎で秋吉久美子で名取裕子でした。けど父ちゃん母ちゃん30代なんだよなあ。