(2023/09/03 amazon prime)
なんて爽やかなED。
面白いけど二度と観たくないという話も聴いていたけれど、まさにその通りだったな。
私は映画館だったら耐えられなかった。
オカルトではないが故の真の怖さ。
何処かにまったく同じものが存在していてもおかしくない程の状況を登場人物達も自覚しているが故に、特に作中後半でも駆使されていた共感という形で見せつけてくる。
何処までが仕組まれたものというわけではなく、そういうものに自然に寄ってきたもので形づくられているのも上手い。というか怖さを煽る。
この光景はかつての祖先達が見てきたものの記憶を呼び起こす怖さかもしれないし、例えば100年後の世界の人達が今の私達の無自覚な日常に対して抱く感情と同じかもしれない。
せめて差別や偽善に関してはそうなって欲しいものだがというのはまた別の話。