今回はこの作品の魅力の一つであるバトルパートの構成が良かった。
最初はルビーだけ直接参加できないというかルビーの指示で3人が動く。
次は自らの武器だけ手元にない事で少々傍観していた結果、自分が戦いを躊躇している事に気づく。
そして、見つけた武器に触る事を躊躇し、戦いから逃げたのちにとなって。
最後に満を持しての復活劇。
迷い込んだのはアリスの世界。
途中でルイスもその場にいた事を知り、さらに。
著者は彼であるから違和感を感じていたが、何故猫が嘘をついていない、間違った方向に導こうとしていると勘違いした。ここらへんのミスディレクションは見事だった。
そして、世界の真の成り立ちそのものもひっくり返っていた事を知る。
あそこは世界の理から外れた場所ではなく世界の理への道だったんだな。
まさにアリスの世界でそれをわりとそのまま使った事がそれをよりわかりやすく理解する助けになった。
アリスというよりはドラゴンボールのあそこらへん?(主客転倒)
さて、あの絶望モードではない彼女達の物語の続きが楽しみだ。