ここで明かされる逸臣くんの原点。
世界が広がる瞬間を再びだなんて、彼も一目惚れだったのだろうなと分かる。
それはきっかけであって、あとは雪自身の魅力。
まあそれはお互いでもあるのだけれどね。
そういう逸臣の背景が描かれた上で改めて桜志、心、京弥のそれぞれを見ると段階こそちがえどそれぞれもまた魅力的に。
12話分、毎回雪目線で見る世界にキュンキュンさせられてました。んー、どういえば良いのだろう。胸を締め付けられるはちょっとニュアンス違うしなあ。
毎回僕ヤバと立て続けに観てのキュン死セット二本立てというのも楽しかった。
そして何気なく描かれる世界の不便さと逆にそれを利用した舞台装置。
変に拗れる事もなく、それが良い方に転がっていく事で不快にならず、ただ、それが何なのかを明確に認識する事ができるのは、作中の逸臣くん同様に世界が広がる瞬間で、それもまたこの作品の魅力になっていると思いました。