11才という事は薫ちゃんよりは年上か。
というのが私のこの作品への入口。
この「年齢」というのがこの作品に於ける最初のフックになるとは思わなかったし、それが漠然としたものではなく明確に「何をしたいか」に対する原動力になるとも思っていなかった。
そこに司がマッチして、という出会いがすべての始まりという綺麗な物語の始まり方。
ある種のタイムリミットに対する取りこぼしが未来を左右する…どころか、最初から頂点を目指しているこの緊張感は独特だ。それをあの年齢の子がというもはや訳のわからない状態。
何だこれは。今まで見た事がないもの。