(2025/09/27 Amazon prime)
久々に観た。これも見かけるたびについ観てしまう作品。
感想書くの初めてなのも何か不思議。
ドレフェスのくだり以外はだいたい忘れてた。
どんどんおかしくなっていく彼はやはり強烈。最初のうちはそうでも無いのだけれど、落ち着いた口調で部下に声をかけるあのあたりから目に見えておかしくなっていく様はホントに凄い。あそこまではまともといえばまだまともなんだよな。その境界線の演技よ。
話戻ってメインストリームなのだけれど、終わってみればミステリーの王道を最初から最後までちゃんとなぞっているんだよな。そのなぞっているのがミソでありクルーゾーだったりするので。
数々の天丼も好き。わかりやすいのは何度も警察に連行されるクルーゾーだけれど、振り返ってみるとアバンからもはや意味不明のシークエンスが発生してるし、その意味不明が巡り巡って最後にはたぶん本作でやりたかったであろう事に繋がっていく。ミステリーで一度はやりたくなるであろうシークエンス。
まさかやらないだろうと思って油断してた。(何回も観ているのに。(笑))
色々なものを重ねて組み立てられている。
サスペンスシークエンスもブレイクエドワーズの本領発揮で好きなんだよなあ。そこで発揮されるヘンリーマンシーニの音楽。
これらすべてを繋ぐクルーゾー、いやピーターセラーズだからこそ成り立つ作品。