2025/10/19

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか 4話


話の広げ方や切り札の使い方が最高だな。
正直、ここまで魅せてくれるとは思ってもみなかった。
予想させておいてその先をみせることの上手さ。
勧善懲悪という素材にこれでもかとばかりの要素が肉付けされていく様は観ていて本当に心地良い。
それを、毎回「戦場の華」を合図に開幕し、「インフェリア」で締めるという至高。
良いわあ。

2025/10/15

キミと越えて恋になる 1話


今期54本目にして一番の変化球。
ミルパンセ板垣伸というのも納得する。
凄いのは綺麗な話にしていない事。
ちゃんとそういう所まで描くんだ。少女漫画のフォーマットで。まあ実際には少女漫画だからこそできるんだけれどという話は置いといて。
だからこそのしっかりしたキャスティングも納得。
とりあえず、その題材を描くにはこれ以上ないくらいのピンポイントを突いている。本当に目から鱗。
これ、力の掛け方間違えたら転げ落ちそうだけれど、そういう所まで含めて楽しみだ。

2025/10/13

『映画 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章』(2024)


(2025/10/13 BSアニマックス録画)

かすみんのライブパート…。
まあこの展開だと第2章冒頭とかいうパターンもありそうだけれど。
やはり映画として作られると動きにワクワクするなあ。
シリーズの中でも変化球である本作らしい所と、それでいて他校アイドルとの絡みはしっかりらしかったりで良かった。
成長してる所と変わらない所というのを観られたのは、完結編というポジションだからこそかな。
侑が来てからすっかり頼もしくなって。とか、それぞれがそれぞれなりに。
ひと枠が短くなった分、ステージを2つに分けて、その分話をシンプルにしたのも良かったな。それをブリッジさせるために親を使うとはまた面白い事を。
ニジガクはやはりソロだよなあ。

2025/10/12

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語/永遠の物語 TV Edition


1クールのテレビアニメを劇場版として前後編に再編集したものをテレビ放送用に再編集という事で、どうなるのかと思ったけれど、いざ観てみればそうですよねえという感じか。
劇場用に再編集して省かれた部分やブラッシュアップされたものに加えて、15年弱前の深夜アニメから今の日5アニメとして放送できるように所々色々している。
結果として一話分減る?みたいだからそこで推して知ると言ったところか。
そういった目で観ているからか、ちょっと早足かなと感じる。その分深く楽しめないと思うか軽快に感じるかはその人次第なのかな。
とりあえず一話はマミさんの絶頂期。さすがティロフィナーレ!

デブとラブと過ちと! 1話


凄いな。勢いで押すってこういう事を言うんだな。
そう言う意味でのキャスティングは見事。
まあ系統としてはトト子だけど、さらにあれがスケールアップしてるという。
今の所2人のうちどちらかかなと思っだけれど、流れからして彼女でない事は確定したと思うので、そう言うことかな。

東島丹三郎は仮面ライダーになりたい 2話


タックルは兄からではなく父親がそうだったのか。
しかしきっかけひとつで誘蛾灯のように引き寄せられた彼らの目の前にまさかあんなものが用意されるとは。
あんなのはウソライダーとか言っていた彼女はどう思うのか。とか、この先が楽しみすぎる。

SPY×FAMILY 39話


このエピソードのタイミングでシナリオ協力に古橋一浩を持ってくるあたり、本気度がうかがえる。
Aパートはアーニャの能力と危機における頭の回転の速さからの約束されたオチという流れが楽しめる良い回だった。益々落とされていく次男。
そこまでできておいて次男の本当の感情が何なのかは予想もついていない所まで含めてその先が楽しみだ。
あと、ロイドが気絶してBパート回想というさりげない流れも好み。
自らを顧みて改めてアーニャを見るとどう感じるのかな。

終末ツーリング 2話


「箱根八里」に続いて「赤い靴」だったから童謡や唱歌で繋げるのかと思ったら「横須賀市歌」。
予想だと東京は「花」か「鉄道唱歌」あたりかなと思ったがあの状況だとそもそも東京存在するかわからないしなあ。
さておきお姉ちゃんとヨーコの関係性はなんとなくわかった。時間関係もイメージはついてきた。
彼をヒト扱いしておいてからの流れは好きだなあ。そこに限らず本作の状況で説明したり翻弄したりのやり方はかなり好み。
彼を通じて孤独への漠然とした感情を抱かせるというオチをこんな早いうちに出してきたけれど、これで益々先が読めなくなってきた。
西から東へ進んでいくのかと思っていたけれど、あの手持ちの画像で先が読めなくなった。
風化すれば真っ先にやられそうなのがトンネルや高架な高速道路だと思っていたが、車が通らなければそれほどでもないかとか、考察は続く。

2025/10/06

機械じかけのマリー 1話


これは予想外。
このシンプルで細かい事みんなほっぽり投げたような漫画の良さが詰まった作品。
ちゃんと描くべき事と枝葉末節が分かれていて、それでいて、これはコメディなのか?という所に対しては変な攻め方をされていて心地良い。
核の部分に梅原裕一郎と東山奈央がいるのがまたうまくハマっている。何からニヤニヤしてしまう。

2025/10/05

キミとアイドルプリキュア♪ 35話


今回は井上亜樹子回か。
これでカイトとジョギは元親友確定かな。
そこにアイドルの正体バレが絡んできそう。というか今シリーズの脚本家陣営ならいくらでも期待したいところ。
トリプルデートのあと2組、組み合わせはそう来たか。
かたやメロロンの心を開いたきっかけという繋がりだったのを思い出させるチョイス、もう片方はタイガ様とマキ…ではなくうた、アイドルの事好き好きだからその方向に進んでいったか。
で、カイトとうた。
身長差もそうだけれど年齢差を意識させる感じだった。それを描いた上でうたが自分の気持ちが何なのかを意識するという構成はかつての角川映画のアイドル路線でよくみたものに近い…かな。まああちらはだいぶ年齢差開いていたけれど。
キミプリは監督が監督なだけにこういう視点で観るのも楽しめる。そういう所も好き。

東島丹三郎は仮面ライダーになりたい 1話


思っていた以上にまず耳に嬉しい。
効果音やBGM。そりゃ島本和彦が悔しがるよ。
キャラクターもゆりことかエミリーとか意図を持った名前だなと思っていたらタックルのほうがガチだった。
年代的には微妙なところをうまくまとめてきたな。
そこらへんだとライダーといっても平成世代のが出てきそうな気もするけれど。
さて、ここからSFに繋がるのか現実と地続きのまま成立させるのか、ちょっと興味が湧いてきた。

SPY×FAMILY 38話


OP、夏目慎吾とスピッツはたしかに相性良いわ。
同じノスタルジックでも路線変えてきたか。
こういったスタッフと比べて監督のクレジットがもの凄く控えめで見つけるのに苦労した。
Aパートはとりあえず変わらない日常。
役割分担からオチまでの基本型の再確認。
Bは将来的な布石もしくは辻褄合わせのための一片にもなりそうな。2人とも有能なのだけれど黄昏がいるとそうでもないように見えてしまう部分もあるからなあ。

サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと 13話 最終回


宝石以上の贈り物。
ここで一区切りとしたのは、この物語を、かつて失ったものに再び出会うという循環として成立させるという物語の黄金律のひとつに当て嵌めるためだったのか。
数字、理論の上に成立する事象の信者である彼女にとって父と出会うと言う事は、けして霊や雰囲気的なものではなく、物理的に存在する物を通じてと言う所に落とし込んだのは素晴らしい。
一方でそれは理念、願望であり、今見えている限りでは、アイクとモニカのそれは共に死者に対する思いでありながらいずれ不穏な方向で対立していきそうな予感を孕んでいるという所まで見えてきた。
チェスのように一つ一つその為のスコアが刻まれていく。
同クールの素晴らしかったいくつかの作品同様に本作も終始素晴らしかった。とても丁寧に愛情をもって作られている事をヒシヒシと感じられる。
しかもこれでまだイントロダクションだものな。隠されたものはまだ何も見えてはいない。
それを引き続きアニメでも味わえるといいなあ。

2025/10/04

太陽よりも眩しい星 1話


やっぱりこの子は特別だよなあと思う役者さんがいる。
そんな子達は大抵十数年経っても最前線で活躍してる。
そういう意味で今そのポジションにいる子が本作の主人公。
放送枠としてはアオのハコと同じでやはりキラキラした青春を描いたもの。そして王道のキラキラ感。
期待して良いのかな。

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか 1話/2話


瀬戸麻沙美と加隈亜衣といえばアイカツ!だよなあと思っていたら富田美優が出てきた。

拳で物事を解決する令嬢という設定に、それを成り立たせる手段としてその神のご加護(遠回しな言い方)をそんな特殊な使い方してくるというのが面白い。

さらにはOPやEDに隠す気のない敵対する悪意としてそんなものを用意してくるとは期待させてくれるじゃないか。

むろん先の事は知らないので私の妄想かもしれないが。

SANDA 1話


この絵が動くのは嬉しいなあ。
板垣巴留とサインエスSARUっていうイメージそのままで心地良い。というかこの秋田書店感よ。
なんでノーマークだったんだろう私。

私を喰べたい、ひとでなし 1話


シチュエーションとしては、どこぞの銭湯在住の吸血鬼と同じようなものなんだな。
色々と頭の中で対比してみると面白い。
しかも、どちらもどちらかに寄せている訳でもなく、さらに伝承の延長線上に少しだけズレたものを嵌め込んでいるのも興味深い。
それをコメディとして吸血鬼は成立させているが、人魚はどのような物語を用意してくれるのだろう。
もう一つの楽しみとして、これはほぼほぼダウナーな上田麗奈を思いきり堪能できそう。

2025/10/03

ある日、お姫様になってしまった件について 1/2/3話

この題材で、文字通り日本人スタッフなしでどんなものになるのかという興味がまず一番最初。
続いて、あくまでも吹き替え寄りのキャスティング。
という訳で観始めたのどけれど、やはり展開が読めないのが面白い。
大きく言ってしまえば日本で生活している身とは違う感性で話が展開していく所。
それが作中の主人公とリンクしていて翻弄される。
それでいて本作の題材共々日本のアニメの影響が物凄く見え隠れするものだから何か不思議。
主人公アタナシアが自分の事をアーティというニュアンスなんか、ほぼあのアーニャの口調そのままに聴こえるものな。それを諸星すみれにやらせるのか。